カテゴリ:☆九死に一笑☆
僕以外が主人公の☆九死に一笑☆は滅多にないので、今日のブログはお見逃しなく!!!
先日、春までの仕事の相棒で、この春めでたく定年卒業したおK女史から、電話で「孫に会社を見せたい」と連絡があったので、当社が外部のお客様向けに開いている、会社見学ツアー(我が社をダイジェストで見学させてくれる)を案内した そんなことすっかり忘れていたら昼休みに携帯が… 「ふっふっふーっ」 「おっ、先輩っ、元気?」 「こないだパパさんに見学ツアー教えてもらったから、早速孫連れて来たんよ今1階」 「ええ~っ?ちょっと待ってて、すぐ行く!」 降りて見学コーナーへ行くとおKさんがお孫さん2人連れて色んなパネルを触っている そばには、見学コーナーの担当の女性がついてくれていた 「ああら、パパさんこんにちは」 その先の行動が、ただの見学者とはちょっと違う 彼女は孫に言った 「あんたら、おじいちゃん見せたげようか?」 おじいちゃんというのは、つまり彼女の旦那様 おKさん夫婦は職場恋愛で、旦那様も僕はよく知っています(もちろん、仕事はバリバリの尊敬できる方です) おKさんは、パネルのボタンをポチッと押した すると、(僕は今まで知らなかったんだが)会社の部署を案内するビデオがスタート まもなく、おKさんの旦那様が画面に出てきて仕事について説明してる 孫「あっ、おじいちゃんや~」 「若っか~」 大盛り上がり 案内の女性は言った 「では、そろそろ見学コーナーに案内いたします」 僕は「ちっ、ちょっ、ちょっと!確か6階の見学ビデオに僕が出てくるんだったよね!」 女性は静かに言った 「パパさんの出てるビデオは、こないだリニューアルしたので今はかけていませんの。もし、ごらんになりたければいつでもお見せしますわ」 ガクッ! そして、おKさんとお孫さんは、案内の女性の後をついてエレベーターに乗っ(て、6階の見学者コーナーへ行ったはずだっ)た 僕はエレベーターの乗り口でみんなに手を振ってお別れし、階段を上ってオフィスのある2階へ… すると、2階のエレベーターホールから「ふっふっふっ」という聞き覚えのある笑い声が… 「おKさん!6階へ行ったんとちゃうの?」 「ふっふっふーっ、ちょっとだけおばあちゃんが働いてた部屋を外からでも見せようと思ったんよ」 「それなら、部屋に入りゃいいじゃん、ほら!」 「ええのええの(おとなしいしとくの)!」 だが先輩よ、あなたは生来おとなしくなんぞ、出来ない人間ぜよ おKさん達の後ろを、案内の女性がついて歩いている 「コラッ、先輩、逆でしょ普通」 ところが、この先輩は全く気にせず 「あっ、ついでやからR子ちゃんの部屋にも寄ってこ!」 という具合にあちこちに騒動を起こしながら、やがてエレベーターに乗り直し「ふっふっふー」という笑い声と共に去って行きました ちなみに僕は後から、関係各位に 「僕の姉が乱暴狼藉をはたらきまして…」 とお詫びに回りました でも、お孫さんに自分が人生をかけて取り組んだ仕事を見てもらえて、とってもうれしそうなおKさんを見て、こっちまで幸せな気分になった1日でした 先輩、また近々お酒飲みに行こうね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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