失踪女児の両親から金を騙し取る
　こんな胸くその悪くなるようなニュースもあったもんじゃない
かわいい娘がある日突然行方不明になる

事件の進展がなく、気が変になりそうな両親の元に、ある日突然
「自分は拉致された人を探すプロ」などと虚言を弄して近づき、何千万という金をむしり取った男女がいる

目の中に入れても痛くない我が子と再会できるなら、金に糸目はつけない
きっと、僕でも娘が被害に遭い、救出できるかも知れないと思うなら、自分に思い切り生命保険をかけて首をくくってでも、救い出したいと思うだろう

藁にもすがる両親の思いを金にしてしゃぶりつくし、犯人は贅沢三昧の生活をしていたのだ

詐欺罪刑法第246条
最高でも10年以下の懲役に処せられるに過ぎない

つまり、最高刑でも10年間こいつらを被害者の両親を含めた納税者の血税で生活させることになるのだ

僕が両親なら…殺してやりたいと思うだろう

僕が通勤に使う地下鉄の改札の所に、行方不明になった女の子の情報を求めるチラシが貼られていた
この前を通るたび、１日も早く救出されますように、どうか無事に帰ってきますようにと、僕は毎日祈るような気持ちで…というより、実際に祈り続けてきたのだ

「罪を憎んで人を憎まず」と言う
しかし、僕は犯人を憎む

決して10年牢獄に入ったくらいでは許したくはない
八つ裂きにしてやりたいと思うくらい憎いのだ

こんなことは、日頃の僕の日記とは矛盾しています
しかし、許せない

僕が親なら、差し違えて死んでもいいと思うくらい憎いのだ
…ごめんなさい

こんな非人間的な一面もまた、僕なのです