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2011年06月20日
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カテゴリ:スピリチュアル
夢の中で正夫は旧日本軍の兵士でした
戦争末期の大雨の降る戦場でした

自分達には、援軍食糧の補給もなく、敵の奇襲と飢えのため、仲間の兵士はバタバタと死んで行きました

ある時、年配の兵士がやって来ました
「戦闘で死ぬのは止むを得ない。しかし、毎日、子供みたいな若い上官に理由もなく殴られるのには、耐えられない。どうかこの場でオレを撃ち殺してくれ」

確かに、その兵士に対する上官の制裁は、尋常ではなく、このまま戦いを続けて犬死にするなら、一刻も早く死にたいという気持ちも分かりました

「分かった。今までありがとう。さようなら、○○」
正夫は、老兵と固く握手をして、静かに横たわり、目を閉じた老兵の額に銃をあてがい、静かに引き金を引きました

「そこで何をしている!」
振り返ると、そこには、若い鬼の様な上官が立っていました
上官は、激怒するかと思えば、せず
「俺も死にたい。殺してくれ」
と、頼みます

正夫は、無責任さに呆れましたが、このままこいつが生きていれば、兵士は不幸なだけだと思いました

上官は死んだ老兵の隣に横になりました
正夫は上官の額に銃をあてがい
(死んでからお前はしっかり罰を受けろ)
という気持ちで引き金を引きました

数分前までは元気だった2人は、2体の骸になりました

正夫は、自分も死のうと思いました
自分の手で、仲間を2人も殺してしまった以上、生きて帰ることなど許されない

正夫は自分の眉間に銃を当て、引き金を引きました

全ての景色が消えました


次の瞬間、正夫はどこかの家の仏壇の前にいました
飾られている写真は、あの老兵でした

どうやら、正夫は死なずに日本に戻り、老兵の家にやって来たようです

老兵の息子は、言いました
「父がどんな思いであなたに介錯を頼んだか、遺書でよく分かりました。あなたが訪ねて下さって、きっと父も喜んでいるでしょう」

線香をあげようとして、正夫は手が動かないことに気づきました

どうやら、自殺を計った時に、脳に損傷を受けて、障がいが残ったみたいでした

あの絶望的な戦場で自殺を計った自分を、助け、日本まで連れて帰ってくれた誰かがいる
あの老兵を死なせたりしなければ、彼もまた、帰って来れたのではなかったか

深く悔やみ、うつむいたところで目が覚めました
------------------
忘れないうちに、記録しないと消えてしまうので、日記に書きました





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最終更新日  2011年06月20日 07時50分30秒
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