カテゴリ:スピリチュアル
先日、故郷のお寺から、秋の法要の案内が来ました 僕の故郷、奈良県吉野郡下市町は、典型的な寺社会でした 何事も困った時はお寺に相談 大事な取り決めはお寺で行う 小さい頃からお寺が遊び場 ものごころついた頃からお念仏が普通にそこにあるという環境でした そんな故郷を離れて34年 一度、法要に帰って、昔お世話になった人に会ってみたい そんな気持ちで車を走らせました 会った人も、はじめは誰だか分かりません 何しろ30年以上も会っていないんですから でも、話していくうち記憶の糸が繋がってきます その昔、若奥さんだった人が、お婆さんになって目の前に現れます 相手もはじめは僕のことが分かりません でも 「あっ!!!ほんまに正夫ちゃんやんか!」 って思い出してくれます 今回、特に心に残ったことは…冒頭の写真のことです この写真は、今回寄せてもらったお寺で撮られたもので、昔祖母から 「戦時中お寺の梵鐘が供出に出される時の写真だ」とだけ聞いたことがありました 僕は今回この写真を、ご住職の兄弟に見せました すると、その方は 「ここに写ってる僧侶は○○です。私の叔父で28歳で亡くなりました。今は叔父の写真が亡く、とても貴重な写真です」 と、言われました また、向かって左はしの老人は、 「この人は、あなたのお祖父さん『ロンジンさん』です」 と教えられました 祖父は僕が生まれる10年も前に亡くなっていて会ったことがありませんが、かなりの変人であったと聞いたことがあります 「ロンジンさんには、かわいがってもらいました。器用な方で家の時計が壊れたりした時にすぐに修理してくれたので『ロンジンさん』と親しみを込めて読んでいました。日当たりのいい家で遊ばせてもらったのも憶えていますよ」 祖父ってただの変人なだけでは無かったんだ 少しうれしくなりました ロンジンさん、会ってみたいな その他にも、昔うちの近くに住んでいて親戚同様のつきあいをしていたおばちゃん(実はこのおばちゃんは、マイミクのヌクヌクさんの義母さんです)にも久しぶりに出会いねおばちゃんは、なかなか僕の手を離してくれませんでした みんな、見かけはすっかり老人になってしまっていましたが、少し話すとすぐに昔の気持ちがよみがえり、本当にタイムマシンに乗ったような一日でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月22日 07時41分06秒
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