513214 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2004.06.14
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
大の大人が、子供に向かって
「お野菜マフィンちゃんができましたよー」と言ったら
皆さんはどう思われるだろうか。

私だったら恥ずかしくていたたまれない。
と言いながら、我が家ではこういう会話が時々行われていたのである。
家族の恥部を人様に披露するのは気が引けるが、
今日はネタもないので、書く事にする。

どういうわけか、長男は小さい頃に、
名詞に「くん」「さん」「ちゃん」などをつけて話す事が多かった。
すべてではないが、つける事によって話しやすい言葉もあったのだろう。

英語の発達とともにだんだんその「名詞呼称付け」は消えていったが、
いくつかその時代の名残が、未だに使われている。
「マフィンちゃん」はその一つだ。

他には
「パンツくん」「うんちくん」「ピーチくん」
「あんよさん」「パジャマさん」「おしっこさん」「スイカさん」
「シャワシャワちゃん」「ダイパーちゃん(もう卒業)」
など。
穴があったら入りたい気持である。

私はいつもいつもやさしーく子供に話しかけるタイプではない。
シュタイナー方式に歌うように話しかける、なんていうのは、最も苦手とするところである。
時には少しイライラ気味に
「ほれほれ、早くシャワシャワちゃんにはいんなさい」
「さっさと、ピーチくん食べちゃいなよ」
と声をかけたあと、はっとそのバランスの悪さに気がつくのである。

子供には正しい日本語を教えなければいけない。
いつまでもこんなバカな言葉を使わせていてはいけないのだ。
それには私自身が気をつけなければならないのである。

昔、当時15歳だった、知り合いの高校生の女の子に、日本語を教えていた事があった。お父さんがアメリカ人、そしてお母さんが日本人であるその子は、いくらか日本語が頭のすみに残っていた。

おかっぱ頭でスラリと背が高く、ロックバンドに興味のあったその子は、
いつも黒い唇、黒いマニキュア、髪の一部を緑に染めて現れたものである。
私も高校生のとき、バンドを組んでいたので、その子はよくそういう話を聞きたがった。親子ほども年は違うのに、よくふたりでバカ笑いをして止まらなくなった事もあった。

彼女の日本語が、時々びっくりするほど幼児語だったのである。
「アタシのお耳がね」とか、「今日はあんよが痛いのね」など。
彼女の風貌からその言葉が出てくるとは思わず、笑いをこらえて直してあげたものである。親とはもう英語しか話さなかったから、そんな幼児語が彼女の中に残っているなんて、彼女の親は思いもよらなかったに違いない。

去年日本に帰って、生の日本語の洗礼を受けた息子たち(特に長男)は、
「ぼく」から「オレ」に変わり、一時は「~だぜ」という言葉も使いたがった。でも所詮日本語の基礎が身に付いていないので
「オレのめめさん(目)がいたいんだぜ」
「オレのパンに、ジャムつけてくれてくれ」
なんて言っては従兄弟に爆笑されていたものである。

言葉というのは一朝一夕では、身に付かないという事が、よくわかったようだ。特にスラングは無理に使おうとすると痛い目にあう。

従兄弟に感化され、「やべえよ」「やってらんねえよ」「っせえな」などの乱暴な言葉も、息子の目にも男らしく輝かしく映ったようである。
従兄弟に笑われるといけないので、私相手にこっそりと練習していた。
「ママー、やべえよ、のどかわいちゃったのー」
「っせえな。あの音はなんでしょう」
と基礎もなっていないのに無理に多用していた。
耳障りなので、ある日一喝したらやめてました。

しかしこのままいくと、幼児語が残ってしまい、後の世で人に笑われたりするのは必須である。私の責任が大きく問われるので、ある日を境に、幼児語撲滅運動を始める事にした。

まず名詞呼称をやめ、あんよ、お耳、おめめなどを一掃する。
今後は敬語なども徹底させる。
美しい日本語を目指してGO、だ。

それなのに、今日おやつの時間になって、うっかりと
「お野菜マフィンちゃんができたから、早く食べなさい」
などと言ってしまったのだ。恥ずかしくて頭に血が上った。
息子たちも「わあい、マフィンちゃんだ」などと言っている。
せっかくの苦労も水の泡。


ま、また頑張りますよ。


*この野菜マフィンはけっこうおいしいです。
野菜嫌いの息子らの大好物です。
コンテンツにレシピをアップします。


本日の献立:
ミートローフの残り・目玉焼きのせ、ハムとブロッコリーのクリームパスタ、
にんじんのグラッセ、野菜サラダ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.06.14 14:04:21
コメント(7) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X