|
カテゴリ:アメリカよもやま話
引っ越しというのは実に大変である。
金もかかるし体力も消耗する。 イライラもするし、食事もいい加減になる。 「とにかく引っ越しが終わるまでは」が合言葉になるのだ。 でも悪い事ばかりでもない。 まず家がかたづく。 つかの間だが、整理整頓もされる。 (引っ越した当初はこれをキープしようという誓いをいつも立てるが、 1週間すると、すでに乱雑) 躊躇なくものも捨てられるし、 そして何より、 「あ、あった!」 という発見がたくさんあるのである。 うちは物がなくなりやすい。 いつも子供のせいにしているが、 本当は独身時代からのキャリアである。 何故か私のものは死角に入り込む、と決まっているのだ。 だから大掃除や引っ越しのときは、 いろんなお宝がでてくるので、ワクワクだ。 今回でてきたもので、驚いたのは、 はさみ8本、ペン23本、使いかけノート5冊、未現像フィルム4本、 髪の毛の輪ゴム11個、片方だけの靴下7足分。 たった1年で、これだけのものが、何処かへ消えていたのだ。 不思議なものである。 ところで、出てきて一番嫌なものは、レゴのピースである。 私としてはこの家からレゴというレゴを追放したい。 (もちろんバイオニクル等も含まれる) 小さいし、あちこちに入り込むし、拾っても拾ってもでてくるし、 何しろうっかり踏んだ日には、 「くわあーッツ、痛いじゃないよッ。 ちゃんとかたづけなさいッ」などと つい声を張り上げてしまうのである。 いちいち癪にさわるおもちゃであるが、 レゴ命の息子たちからこれを奪うと、 暴動が起きる可能性もあるので、 早く卒業してくれる事を願うばかりだ。 ところで、本日の発見お宝のベスト3を発表したいと思う。 3位。 Aくん(仮名・5歳)所有の日本製パワーレンジャー2体 「日本のフリーマーケットで、変な業者にボラれた中古パワーレンジャー。 でてきたところをこっそりゴミ袋にいれたところを、Aに発見されてしまった、実にいまいましい代物です。」とはAくんの母、Kさん談。 2位 冷蔵庫の奥から発見された、博多みやげの明太子 「あとでこっそり楽しもうと思いつつ、いつの間にか奥へ奥へと追いやられ、 うっかり忘れてしまいました。あやうく賞味期限も切れるところだったんですよ。嬉しいわ。」と、笑顔も晴れやかに語ってくれたのは、S市在住のKさん(仮名・年齢不詳)。よかったですね、Kさん。 そして、緊張の第1位は・・・ 長男Mくん(仮名・8歳)が発見の、 しわくちゃに折り畳まれて、ほこりをかぶった20ドル札 「ぼくが部屋で探し物をしていたら、ママが掃き出したベッドの下のほこりの中に、これが埋もれていたのを発見したんです。本当はねこババしようかとも思いましたが、バレるとあとが恐いので、きちんと申請しました。おかげで、狂喜乱舞のママのおごりで、お昼はマクドナルドにありつけました。」 Mくん、堂々の1位、おめでとう。 ってここまで書いて。 なんだか空しい。 お宝といっても うちじゃ、所詮こんなもんなんですよねー。(涙) アンティークかしら、それとも・・ なんて期待された方、へへ、ごめんなさい。 誰も期待なんかしてないか。(笑) さて、荷造りもだいぶすすんだ。 あとは、恐怖のキッチンを残すのみ。 本日の献立・・ 白いご飯と辛し明太子(母のメインディッシュ) トンカツ、たまご入りみそ汁、ブロッコリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカよもやま話] カテゴリの最新記事
|