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シングル母のアメリカ暮らし

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2004.07.04
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きのう、さあ、オレゴンにいってくるぞーなんて宣言して
実はまだついていない。
現在ここはまだカリフォルニアだ。

朝、起きて足りないものを買いに走ったり、
郵便局に行ったりしていたら、
出るのが遅くなってしまい、
おまけに大渋滞に巻き込まれた。

出発はベイエリアの自宅。午前11時発。
サンフランシスコのベイブリッジあたりから、
雲行きが怪しくなってきた。

車の大縦列。


まいったな。


さすがに独立記念日の週末である。
民族大移動が行われる事くらいは頭に入れておかねばならなかった。

歩いた方が早いんじゃないのか、というスピードで
ちんたらちんたら進んでいるもんだから、
当然、他のドライバーの皆様もイライラしてくる訳で
そこここで、ちょっとしたコミュニケーションがおこなわれていた。

誰かがクラクションを鳴らした方向に目を向けると、
ドライバー同士が、中指を誇り高く掲げ合っている。
中には大声で挨拶している人達もいる。
無理矢理ねじ込まれた方のドライバーが、
大声をあげながら、突然のレーンチェンジをおこなって、
ねじ込んだ車の運転手に追いつきつつ、
中指をたてて手話による触れ合いを持とうとしているのは
なんだかとても微笑ましい光景だ。

どうにかこうにかサクラメントの郊外に着いたのは
すでに3時半を回っていた。

そこは元義兄宅で、息子たちはすでに到着し、
従兄弟たちを遊んでいる。
すでに4時間半の道のりを費やした私は、
すぐに出かける気にも慣れず、
食べ損ねた遅いランチを食べていた。

突然元夫が、「今日は何処かに泊まってくれ」と言い出す。
おそらくそういう事になるだろうと内心は思っていたが、
時間によったらまっすぐ目的地まで行こうとも思っていたので、
「何で?」と聞いた。
「今からだと遅くなるし、夜中にずっと運転して欲しくないから。
君たちの事が心配だし、ホテルのお金はちゃんと払うから。」


あっそ。ありがと。お優しい事ですこと。


まあ、払ってくれるというのに、拒否する理由もない。


ならば、もう少し、ここでゆっくりして行こうかという事になり、
子供たちに軽い夕飯を食べさせ、元義姉と話し込んだ。
先週この家族は元夫の実家に行っており、この義姉がそこで大爆発をした、
という噂を聞いていた。
まあ、彼女は3日に一度は爆発する人なので、ちっとも驚かないが。

相当ストレスがたまっていたと見え、1時間もの間、
えんえんと話を聞かされた。
息継ぎもせずしゃべり続けた彼女が、やっと息を継いだチャンスをみはからい、(ほとんど、これはわんこそばの要領である)
「さて。」と立ち上がって、出発する事にする。
皆に別れの挨拶をしていたら、義姉が道中用に冷えた飲み物を持ってきてくれて、突然何を思ったのか、別れ際にこんな事を言い出した。
「いい? あの男(元夫)は、この先10年以内に、
絶対あなたと別れた事を後悔するわよ。賭けてもいい。賭ける?」


・・・賭けない。
後悔してもらったところで、
壊れたものは元には戻らないのだ。


夕焼け空を眺めながら、サクラメントを後にする。
5号線を北上して行くと、だんだん夜の帳が降りて来る。
レディングという小さな街で、1泊するつもりだったが、
何か気が乗らなくて、
「そうだ。Mount Shastaまで行こう。」と思った。
シャスタはレディングの北に位置する、休火山地域である。
緑が濃く、霊的な場所だとも言われている。
6月にシャスタでのキャンプを予定していたが、
引っ越しで流れたこともあり、
どうせ泊まるのなら、ゴミゴミした町中のモーテルよりもいいだろうと思った。


これがそもそもの間違いだった。


真っ暗な山道をひたすら走り、たまにモーテルが見つかると
「No Vacantー空き室なし」
まーいったなあ、と思いながら、フリーウェイを進みつつ、
モーテルをチェック。
何軒めかに、やっと見つかった。
なんと、2ベッドルームの部屋しか開いていないと言う。
値段を聞いたら、

59ドル。

2ベッドでそれなら安いじゃないの。
じゃあ、お願いします、ということで、
カードを取り出し、サインをする。
お腹の突き出た親父が、おもむろに掃除機を取り出し、
「ちょっと待っててね。」
といいながら上階に上がって行く。


え。


ちょっと待って。
今から掃除機かけるってこと?
夜の11時なんですけど?
しばらく駐車場で夜風に吹かれて待っていると、
親父が降りてきた。
「もう入っていいよ。」


本当かよ。


イヤーな予感は見事に当たった。
ぎしぎし音を立てる階段。
毛足の長い色あせたカーペット。
部屋のテーブルは完全に傾き、
備え付けのラブチェアは手すりのところが黒ずんでいる。
バスタブも汚い。(涙)


安い訳だわ。(嗚咽)


唯一の救いは、シーツと枕カバーだけは
一応清潔そうに見える事である。
というより、そう信じることにしよう。
ちなみに宿の名前は「最高の選択」。
ふざけるな。(怒)

カリフォルニアの北に住んでいるというのに、
その北のはずれまで、トータル8時間走っても、まだつかない。
本当にカリフォルニアはでかい。
その前にアメリカ自体がでかいんだけど。

明日の朝、ここを出て、午後の早い時間には
目的地に到着の予定。
オレゴンの州境までは、もうすぐのはずである。


Mt. Shasta

Mt. Shasta





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Last updated  2004.09.30 21:23:27
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