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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2004.07.29
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この国にいると本当にこぎれいなおばあさんに出会う。
ちょっとびっくりしちゃう時もあるが、
少なくとも女を捨ててないおばあさんがいっぱいいる。

いつも髪をきれいにセットし、口紅をつける。
爪を伸ばして淡い色のマニキュアを楽しむ人も多い。
ペディキュアまでつけている人も。

洋服を大事にし、何年も何年も着る。靴もきれいに磨く。
お出かけの時はアクセサリーを必ずつけ
華やかな色のドレスに着替える。

恐らくは中流以上の白人の老婦人に多いのかもしれないし、
余裕があるからできると思う人もいるだろうが、
余裕のない人でもそれなりのおしゃれは楽しんでいるのだ。


Bさんは80歳になる未亡人。
1ベッドのアパートに一人で暮らしている。
毎月のように美容院に行く余裕はないので、
少ない髪をきっちりと結い上げている。
いつもはカジュアルだが、お出かけの時は、
それがたとえスーパーでも、
見苦しくないと自分で思うような格好に着替える。
週に1回訪ねて来るヘルパーの人に、
爪をきれいに塗ってもらっている。


Sさんは日系のちっちゃくてかわいい70代の女性。
ちょっとヨーダに似ているが、それでもかわいい。
いつも髪をきれいに整え、洋服は全部自分で作っている。
70年代に買ったと思われる市販のパターンを今でも使っているので、
彼女の服のデザインはすっごくレトロだ。
でも服を作るのが何より好きな彼女は、
大柄のひまわりプリントのワンピースに
ピンクのカーディガンをはおるといった
大胆な着こなしもやってのける。
脱帽だ。


同じ教会のAさんは孫が24人、ひ孫が3人。
やっと70歳になったばかり。
笑顔が素敵で、いつもきれいにお化粧してて
素敵なドレスを身につける。
お花が大好きで、いつも家の中に花を絶やさない。
そばで話をすると、かすかにフローラルな香水の
いい香りがするのだ。


Mさんに初めて会った時は、思わず息をのんだ。
怖くて正視できなかったが、同時に目もそらせなかった。
長いカーリーヘアに黒いレースのリボンをつけ、
パフスリーブの白地花柄プリントのワンピースに赤い靴下。
顔にはそこまでしなくても、というほど
赤いほほ紅をはたき、つけまつげもつけていた。
絶対に年齢はあかさないが、推定70代だと思われる。
シャーリーテンプルがそのまま歳をとったのだ。
見慣れるということはおそろしいもので、
今はそれなりに可愛らしく見える。


元義母も負けてはいない。
毎週髪をセットに行き、ことあるごとに服を着替え、
(ちなみに背の高いスラリとした彼女は、服のセンスもいい)
きれいでいようという意欲はすばらしい。
日々の暮らしのつましさはそのためにあるのかもしれない。


極めつけは、元義父のステップマザーでもあるNさん。
今年で95歳になる。
小柄だが、背筋が伸び、いつもヒールの高い靴を履き、
明るい色のドレスを着る。
月に1回、おめかしをして、レストランに行く事が
何よりの楽しみだ。
いつもマニキュアの色にあわせた口紅をつける。
話も若々しくおもしろく、とても95歳にはみえない。
この2-3年は会っていないが、変わっていないという。


私が子供の頃、「お婆ちゃん」というのは
くすんだ色の服しか着てはいけない決まりでもあるのかと思っていた。
皆一様に、暗い、くすんだ色の服を着ていたのだ。
もののない時代に生きてきた人達におしゃれを楽しめ、というのは
少々酷かもしれないが、それにしても、おばあちゃんというのは
ただ「お年寄り」というカテゴリーにしか入らなかった。
今は、それほどでもないとは思うが、やはり日本の女性は
歳をとると、女である事をギブアップしてしまう人も多いように思う。
というより、周りの人がそう扱ってくれないからなのかもしれないな。

暮らしも落ち着いて、ものも豊富な時代に生きている
現代の日本のラッキーなおばあちゃん世代に、
もうすこし、明るい色のかわいい洋服と、
それをみせびらかす機会を与えてあげてもいいのではないかと思う。
それにはやはり、おじいちゃんたちの活躍にも期待したいところだ。


そして私も出来たら、
女である事を忘れない、
かわいいおばあちゃんになれたらいいな、と思う。



もうすでに捨ててるように見えるって?
おだまんなさい。(あたってるだけに悔しい)
これから敗者復活よ。



本日の献立;
たまご炒飯、鶏の唐揚げ、ブロッコリーと厚揚げの中華炒め、スイカ





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Last updated  2004.07.29 13:04:30
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