513275 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2004.09.12
XML
これは10年以上も前の旅行記です。
いろいろ思い出しながら書いていたので長くなりました。
3回くらいに分けて日記にアップしたいと思います。
けっこう退屈かもしれないので、
ぱぱっと読み飛ばしちゃってください。
読んでくださる方は、ありがとう。
それではスタート。(笑)



今からかれこれ12年前、
私は初めての海外旅行に出た。

国内での一人旅というのは
何度か経験していたが、
海外に一人で、ツアーも使わず、
しかも英語もロクにできなかったのに
バックパッキングをするというのは
ちょっとドキドキする経験だった。


行き先は、緑の島といわれるアイルランド。


どういうわけか、私はこの国の光景に
強く惹かれるのだ。
緑の草原、石垣の続く道、
古びた灰色の城、
小さな、点在する家々。
どうしても行ってみたくなって、
突然3週間の休暇を取った。
同僚の軽い嫌みも耳に入らなかった。


当時、人口400万人足らずと言われたこの国。
大きさは北海道と変わらない。
日本から直行便はなかったので、
ロンドンで乗り換えた。
エアリンガスという緑の飛行機に乗りこむ。
中で軽い夕食が出ると言う。
ふた付きの物々しい容器がのせられたトレイが運ばれる。
「わーい。何だろ。すごいな」
お腹もすいていたので、わくわくしてふたをあけると、


うすいボンレスハムが2枚。


ま、しかたない。
でもちょっとこの容器、おおげさじゃない?
期待させんなよ、まったくもう。



首都Dublinの空港には夜ついた。
そこからバスで延々揺られ、
ダブリン市内でおろされたのは
夜の11時。
安全だとは聞いている。
でも知らない外国の町にいきなり11時だ。
地図はすでに頭に入っていた。
地図を広げながら夜歩くのは危険だ。
私はあまり人に誇れるものを持ってはいないが、
方向感覚は悪くない方だ。
市内に流れる川の流れを見て、
ひたすら川に沿って歩いた。


香ばしい、麦を焦がす匂いが
夜の街にただよっている。
ギネスビールの工場からただよう匂いだ。


いくつかの路地を曲がってみるとホテルについた。
我ながら動物並みである。


基本的にはその日についた街の
Bed&Breakfast、もしくはユースホステルに
泊まるつもりでいたのだが、
初日くらいはゴージャスにホテルといこう、と思い、
日本から予約を入れておいたホテルである。
とはいっても小さな、古びたホテルだ。
翌朝、ホテルに料金として含まれている朝食を
ダイニングルームでとった。
薄い、カリカリのトースト、
目玉焼き、ベーコン、オレンジジュース、
そしてミルクティ。
英国風の朝食。
おいしかったが、その後これに苦しめられる事になるとは
その時は思わなかった。


ホテルに荷物を置いて、ダブリンの街を歩く。
高い建物のあまりない、小さな可愛い町並み。
町中のひろい交差点で、車に混じって
リヤカーを引いた馬が止まっている。
ぐるぐる歩いているうちに、だいたいの町中の感じがわかった。
翌日も歩き回る。
そして、次の街に向かった。


Kilkennyという城下町だ。
大きなKilkenny Castleという古い城がある。
この城のてっぺんにはブラーニーストーンといわれる
下まで見下ろせる穴の開いた個所があって
そこに横たわると雄弁になれるという。
別に雄弁になってもしかたがないが
せっかくだからトライする。
係のおじさんに支えられて、仰向けになる。
万が一、おじさんの気が変わって、
私を突き落としたら、まっさかさまだ。
(もしかしたら、落ちないようになっていたかもしれないが、
こわくて下を見られなかった)


夜は地元のミュージシャンがパブに集まるというので
パブに行ってみた。開演は夜の11時。
田舎道を夜遅く、婦女子が一人で歩くなんて、
と思ったが、「だーいじょうぶよ」という
宿のおばさんのひとことで出かけた。
パブは熱気であふれかえり、東洋からの
場違いな珍客をのぞき見る客もいたが、
かまわずにギネスビールの小さいサイズをオーダーした。
実は私は酒を飲まない。
でも、アイルランドのパブに来て、
酒を飲まないのは、何となく失礼な気がした。
そんなことないのにね。(笑)


翌日は電車に揺られて南に下り、
クリスタルで有名なWaterfordに立ち寄り、
Corkという港町で降りる。
特に何があるわけではない。
でも何もなくたっていいのだ。
観光名所をぐるぐる回る旅がしたいわけではない。
ただその街に身を置いてみたい。
そこで暮らす人々と触れ合いたい。
私がしたいのはそんな旅だ。
だからこそ一人旅が好きなのだ。


ここに来てさすがの私も毎朝のベーコン攻撃に
すっかり胃がやられてしまった。
宿のおばさんに、「朝食はミルクティとトーストだけがいい」
と言ったら、「卵は?ベーコンもいらないの?」と
たいそう驚かれてしまった。
お昼はりんごを一つ、夜はスーパーに入って
デリでポテトサラダを買った。
たくさん歩きたかったので、食べないといけないと思ったし、
油物を一日避けたらだいぶ元気になった。
街を歩くと時々、肉の脂の匂いがする。
どうもこの国の肉屋さんとは相性が悪そうだ。


(2に続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.09.13 16:16:31
コメント(4) | コメントを書く
[旅とキャンプとアウトドア] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X