513340 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2004.11.02
XML
紅葉がだいぶ美しくなってきた。
西海岸のこの辺では落葉樹がそれほど多いわけではないので、
山がとりどりに色づいて、という感じではないが、
それでもそれなりに街路樹は美しく紅葉する。
隣の家の柿の葉も、見事な彩あいを見せるようになってきた。

私は秋のハイキングが大好きだ。
しんとして空気も張りつめ、木々は色づき、
どんぐりや木の実がそこここに落ち、
りすがせわしなく動き回っている。
落ち葉をサクサクと踏みしめながら山道を歩くのは楽しい。

長男のクラスでは、毎週金曜日の午後に、
運動と、自然観察をかねて裏の山にハイキングに行く。
先週の金曜日もいつものように子供たちは山に行き、
折り返し地点の、大きな樫の木の周辺で遊び、
元気よく遊びながら帰ってきた。


ところが週明けにクラスの中で大問題が起きていた。
5人の子供たちと一人の引率の親が
ポイズンオークにやられてしまったのだ。

アメリカには、ポイズンオーク、ポイズンアイビーと呼ばれる
毒性の強い植物がある。
↓ポイズンアイビーの被害はこの辺ではあまり聞かないが、

Ivy


↓ポイズンオークはそこここに生えている。

OakF  OakS


これらの植物には表面にオイルがあり、それに触れると大変な事になる。
厄介なのは、これに触れてすぐには、何の症状も現れない。
ただ何時間もたってから、体の免疫システムに作用し、
ひどいラッシュが体のあちこちに現れるのだ。
3人の子供が特にひどく、一人は体中ただれたようになり、
一人は片目が開かない状態、一人の子は歩行困難になってしまった。
子供は特にかきむしったりするために、皮膚の状態がより悪くなる。
(ちなみにかきむしりで広がるわけではないそうだ)
そんな辛い状態が2、3週間も続くのだ。
父兄に医者の母親がいて、彼女によると、

*まず、ポイズンオーク、アイビーに触ったと思ったら、
できるだけ早く水で洗い流す。
できれば、しばらくシャワーを浴びるのが望ましい。
ただできるだけ、水で。熱いお湯は絶対に使わない事。
また石けんも決して使ってはいけない。

*一度感染したら、もうしばらくは我慢するしかないようだ。
あまりにもラッシュがひどかったら医者にいくといい。
ステロイド剤を出される事もあるが、
これは医者によって判断がまちまちだそうだ。

*予防としては、ハイキングには必ず長袖、長ズボンで。
手袋をしてもいい。その時に来た洋服は、出来るだけ早く水で洗濯する。

*ポイズンオーク、アイビーがあると思われるところには、犬は連れて行かない。
犬が触れても感染はしないが、犬の毛についたオイルから人に触れて
そこから発症したりする。


息子たちには日頃、薮の中には入り込まないように、厳しく言い渡している。
しかし子供の事だ。うっかり忘れて小径からそれて走り回る事は
十分に考えられるのだ。なので、できるだけ肌を出さない服を着せている。


ところで恐ろしいのは植物だけではない。
チックといわれる小さな虫にさされると、
ライム病といわれる厄介な病気にかかる可能性が高いのだ。

Tick


チックはいわゆるダニの一種である。
このダニは体の表面に張り付き、潜り込む。
24時間以内に取り除かないと、ライム病にかかる可能性がある。
私の元夫の弟は、このライム病にかかってしまった。
元夫や義理兄たちと山にこもり
チックに喰われたのを放っておいたらかかってしまったのだ。

このライム病は本当に厄介な病気で、
今の段階では完治しないと言われている。
また専門医を捜すのも非常に難しく、
人によって症状も違うので、診断も難しいそうだ。

義弟の場合は、発熱、関節の痛み、体のだるさがもう何年も続き、
それらが定期的に襲ってくる。
この2年くらいは肝機能の状態も悪くなり、
肝移植が必要な状態になるかもしれないと言う。
この肝臓の状態が、ライム病と関連があるかどうかは
まだはっきりわからないが、彼の状態から考えて
おそらく無縁ではないだろうと言われたそうだ。


さて、すっかり皆さんを脅かしてしまったと思う。
これを読んで、二度とアメリカでハイキングはするものかと
誓った人も少なくはないかもしれない。


でも実際には気をつけていれば、
そうそう被害には遭わないのだ。
まず、普通のそこら辺のトレイルが整備されているような
ハイキングコースには、めったにチックはいない。
ポイズンアイビーやオークも管理されている公園なら、
少なくともトレイルの近くには少ない。


だからハイキングの際は、
長袖長ズボン、靴下と靴をきちんと履く、
小さい子が一緒なら、手をつなぎ、
もう少し大きい子供たちには、決して薮に入らないよう言い渡す。


気持のいい森林浴、秋や春の自然公園の散歩、
そういうものをすべてあきらめるには惜しいほどの
魅力がいっぱいあるのだから。



本日の献立;ハワイ市場さんの日記に載っていた、焼豚ラーメン。
すっごくおいしかったです。市場さん、ありがとう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.11.02 19:26:16
コメント(14) | コメントを書く
[旅とキャンプとアウトドア] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X