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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2004.11.10
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私は本業の他に副業がある。
どんな仕事でも食べていくためには有り難く頂くのだ。
でも実はこっちの仕事もおもしろく、
ひょっとしたらこちらが本業となる日もそう遠くないかもしれない。


外国から駐在で来られる方々をお世話するのだ。
家を探したり、ソーシャルセキュリティナンバーを取ったり、
免許証を取ったり、人によっていろいろあるが
とにかくアメリカに来て生活を立ち上げるためのお世話をするのだ。


お客さんはヨーロッパ人だったり、
東アジア人だったり、インド人だったり、
そして中南米からだったり、いろいろだ。


その中南米からのお客さんには
まったく調子を狂わされる事が多いのだ。
言っておくが私は彼等に偏見はないし、たくさんの知り合いがいるわけでもない。
これはあくまでも「最近私が出会った人々の話」だ。


カリブの国、PからきたMr.C。
31歳の独身男で、なかなかハンサムだったがはげていた。
ふたつみっつ余分にボタンをあけたシャツの胸元から
とぐろを巻いた胸毛をそよがせている。
コロンかなにかでふんだんに香り付けもしている。
彼の乗った私の車は1週間ほど匂いが取れなかったほどだ。


私のお客さんの9割は、土地柄ハイテク企業のエンジニアで、
彼もご多分に漏れずエンジニアだったが、
彼の身なりはほとんどカリブのバーテンダーだった。


そんな彼は実はシティボーイ派で、
やたらと派手でスノビッシュなところに住みたがったのだ。
悪い人ではないが、この人とは約束事に悩まされた。
時間には1時間くらい遅れてくるわ、
アポイントメントはすっぽかすわ、
連絡はつかないわ、で私の頭の方がはげそうだった。



隣国MからきたMr.A。
大柄で人なつこく、礼儀正しく好青年。
若いかわいい奥さんと、1歳の息子をこよなく愛し、
いつも目がニコニコと笑っている。
何処から見ても善人の彼。


この人も、時間には遅れては来ないものの、
なぜかなかなか連絡がつかない。
書類を頼むと、いついつまでにメールで送る、という日にちは
絶対に守らない。たいていは1週間遅れだ。
その都度「ソーリー、ソーリー」と必死で謝りながら
送ってよこす。
でも人がいいから許せるのだ。



最近やってきた小国CのMr.J。
新婚の妻を引き連れてやってきた、まだ20代のエンジニア。
彼もギリギリまでなかなか連絡が取れなかった。
電話が苦手なのか、どんなこともメールでよこす。
先日は約束の時間に約束の場所に行ったら、
「今日はここで15分話して解散しよう。
もうすぐミーティングがあるんだ。
今からメールをしても間に合わないと思って。」

いちいち文句は言いたくないが、
ちなみに彼は私の携帯番号を知っているし、
彼自身も持っている。
何故、電話をよこさない?


彼等も人はいいのだが、
私のミニバンの後ろの席でいちゃついたり、キスしたり
ごにょごにょしゃべって、クスクス笑い合ってたり。
まるでタクシーの運転手になった気分だ。


今までのこれらの経験で、結論を導き出すのはいけない。
いけないが、ついやってしまいたくなる。
彼等の時間の感覚は、やっぱりちょっと違うような気がする。
なんというか、とってもリラーックス。しているのだ。


約束に遅れようが、
人を待たせていようが、
ぜんぜん焦る様子がみえない。


うらやましい。


さて、Mr.Jの新妻はぜんぜん英語が話せない。
そこでスペイン語のサービスをいろいろ探した。
スペイン語のイエローページなどもあるといいと思って
ラテン系スーパーなどものぞいたが見つからない。
どうしようかなと思って、
電話帳に載っていた、ラテン系広告会社に電話した。
電話に出た若い男性もイエローページが何処にあるのかは知らなかったが、
親切にいろいろアイディアをくれた。
そのうちのひとつ、ヒスパニック商工会議所なるところに電話した。
そこもとても親切に応対してくれ、
イエローページの会社を調べてくれた。


その会社に今度は電話すると、若い女の子が出た。
置いてあるはずのレストランやスーパーを教えてくれたが、
どれもうちからは少し遠かった。
すると「どこに住んでいるの?」と聞かれ、場所を言うと
「あらー、それならうちの近くだから、お宅まで持っていってあげる。」


何という親切。(感涙)
でも住所や行き方をやり取りしているうちに、面倒になったのか
「あ、そうだ。そこの近くのスーパーLの前に置いておこうか。
そこにはメキシカンレストランもあるから、
そっちにも置いておいてあげる。6時にはあるから取りにいってね。」
もうそれで十分だ。
いっぱい感謝の言葉を述べて電話を切った。


6時にスーパーLの前に行くと、何もなかった。
いや、中国系のイエローページだけは落ちていた。
来週中国からお客さんが来るのでとりあえず拾う。
スペイン語の電話帳はどこだ?!
いくら探しても見つからないので、
近くに合ったメキシカンレストラン(客が一人もいない)に入った。
そこにもない。電話帳の「で」の字もだ。


店の奥から出てきたにこやかなお兄さんに
事情を話して、誰かがここに電話帳を置いていかなかったか聞いた。
ちょっとばかり英語のあやしそうなお兄さんは、
「あ?あー!!イエローページ。あるよ。」
といって奥から1冊持ってきてくれた。
それはどうみても、たった今まで鍋敷きに使われていたらしく、
鍋の丸い後がくっきりと表紙についたシロモノだ。


でもくれるというので有り難く頂戴した。


ラテンの人はフレンドリーだ。
とても親切だし、憎めない。
でも、約束、という点に置いては
ほんのちょっとばかり首を傾げる事が多いような気がする。



本日の献立:
ミートボール入りトマトソースのパスタ、ブロッコリー、
かぼちゃのバターソテー、じゅくじゅくに熟した柿





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Last updated  2004.11.10 15:36:57
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