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カテゴリ:アメリカよもやま話
毎年、このエリアのダウンタウンでは
Christmas in the Parkというイベントが 12月いっぱい行われている。 ダウンタウンの中の本当にちっちゃい公園に あちこちから寄せられたクリスマスツリーがところ狭しと飾られ、 両側の道に沿って、機械仕掛けの人形やぬいぐるみが それぞれのいろんなテーマに合わせたブースにおさまっている。 お菓子の家、カントリーハウスのくま、世界の子供たち、 昔風の教室、パンダやくまの踊り・・・ 実を言うと私はディズニーランドのリトルワールドが どんなホラー映画よりも恐いと思っているクチなので、 この手の人形が動くタイプのイベントは、恐怖以外の何者でもないが、 真冬の怪奇劇場だと思ってしかたなくつき合っている。 忙し自慢は好きではないが、今日は目が回るようだった。 朝の8時から5時まであちこちかけずり回って、 5時過ぎに子供をデイケアにピックアップし、 途中でチャイニーズのテイクアウトを買い、 それからダウンタウンのあるオフィスに届け物。 おかげで朝ごはんもお昼ご飯も食べる時間がなかったほど。 でもせっかくダウンタウンに行くのだから、 ちょっと連れて行ってやろうと思い、 駐車して車の中でご飯を食べさせ(泣)、 Christmas in the Parkへいざ出陣。 子供たちは久しぶりの夜のお出かけにうきうきしている。 この公園には多数のツリーと多数の「人形怪奇劇場」の他に 50メートルはあるだろうツリーがでーんとそびえ、 その横のステージで音楽やダンスのお披露目コンサートがあり、 サンタ小屋あり、ちいさな小人の汽車あり(これも不気味)、 お子様にとってはワクワク三昧だ。 市でやっている無料の催し物なので、人出も多い。 消防車が止まっていたので、安全管理のためかと思っていたら、 何人かの消防士さんと共に、哀しくなるほどみすぼらしいサンタが みんなにキャンディケーンを配っていた。 SJFD、ありがとう。でももうちょっと何とかならない?あのサンタ。 真ん中の広間あたりでは、定期的にニセモノの雪がシューっと吹き出し、 お子様方は狂喜乱舞。恐らくは洗剤かなにかの泡であろうそれを 口を開けて味わい(ゲーッ)、「こりゃあ、うまい!」 などとのたまっていたのはだいたい10歳くらいの男の子たちだ。 私が子供の頃にも無理矢理クレヨンや絵の具を食べて 「青より緑の方がうめえぜ」などと威張っている馬鹿な男の子たちが、 必ずクラスに一人や二人はいたものだが、まさしくあの手合いである。 その横では色とりどりの光のスライドが、くるくる回りながら 次々と場所を変えて歩道に照らし出され、 子供たちは気が狂ったようにきゃあきゃあ騒ぎながら 光を追いかけて走り回っていた。 当然うちのご子息方も、もれなく参加。 ちょっと寄るだけのつもりだったのに、3時間近くもいてしまった。 ビカビカ光るへんな笛をかわされ、 ピーピー吹きながら、即席アイススケートリンクを眺め、 ライトアップされたメリーゴーラウンドを横目で見つつ、 名残惜しそうに振り返っている次男をせき立てながら車に戻った。 今日はデイケアにピックアップに行った時、 先生と一緒にふたりがぽつんと床で編み物やお絵描きをしていた。 今日はまる一日そこにいたので疲れたようだ。 薄暗い中、最後まで残っていたのはうちの二人だったという。 他の子供たちはもう2時間近くも前に帰ったらしい。 ほんのちょっぴり胸が痛んだ。 今日は本当は家に帰ってもう少し仕事をしたかったのだけど、 何だかそれじゃあんまりだな、って気がして 罪滅ぼしというわけでもないが、ついお出かけしてしまった。 でもコーフンしまくっていた二人が、 車に入った途端大あくびしてうとうとし始めるのを見て 疲れたけど来て良かったなあ、と思った。 さ、明日も頑張るぞ。 本日の夕食:中国スーパーMのデリで中華お持ち帰り。タダ券使用。えへへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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