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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2007.02.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日の日記に、素晴らしいオチがついてしまった。
コトの起こりは面倒なのでこちらをご参照ください。

実にあれから2週間も経たないというのに、
私のコウベには神が宿ってくれたのだ。


この3、4日、私はまたまた難しいお客さんに悩まされていた。
以前の日記で第2位を獲得した某地中海の小国出身の男性だ。
人は良いのだが、一度こう思い込んだら曲げられない。


彼は1ヶ月後に住む家を探していた。
ある家賃の高い地域内(1マイル四方限定・笑)で、
4ベッドルーム、庭は広くきれいで、
フローリングがいいな、キッチンはきれいじゃなくちゃ駄目だ、
そして家賃は2,650ドル以内。

ねえんだよ、そんなもんは(怒)。

当然、彼の思惑はことごとくはずれ、
私が提示した借家はどれも
「小さすぎ」るし、「遠すぎ」て却下。
彼の子供達が通う私立校まで車で5分以内でなくてはいけない、
とほざくのを無視して、無理矢理地域を拡げ、
かれこれ20軒も見せた頃、
自棄になった私は予算オーバーの家の広告を見せた。


「あ、いいじゃない、これ。ねーねーすぐ電話して」
スタバでラップトップを覗き込んだ彼はそう言った。
「すぐ電話するけど、今すぐ見せてもらえるかどうかわかりませんよ。
だいたい電話にも出ない人だって多いんだから。」
と少々イヂワルムードが入っていた私。


「あ、もしもし、広告に出てた家が見たいんですが」

そこではっと気がついた。

この電話番号は。

この声は。

この名前は・・・・



「マイクさんですよね?
私ですよ、覚えてますか?
2週間前にSアベニューのカーペットを掃除した・・・」


「忘れるわけないじゃないか!
この家が見たいのかい?
じゃあ、今すぐそこに行けるなら、僕も今から行ってあげるよ。」


いやっほう!


急いでお客さんを車に放り込み、
車で15分の道のりを急いだ。
とっても素敵なおうちだった。
予算はちょっとオーバーだけど、
客自身も気に入り、超過した分は何とかするという。
他の条件はすべて満たしていたので、彼は即決した。


けれどやはりいい家はとても人気があって、
もうすでにいくつものの申し込みが入っていると言う。
しかも他の客は今すぐにでも入居出来るのに、
彼が入居出来るのは1ヶ月後。
どうしたって1日も早くお金が入ってくる方がいいに決まってる。


しかし、これを逃したら、
今度はいつこんな家に巡りあえるかわからないのだ。
しかも私はもうすでに必要以上の時間をこの客に費やしている。
彼には1日でも早くレントを始めるように説得し、
管理会社のマイクさんには、
彼はこの家を超気に入ってしまったのだということ、
これを逃したら私たちは窮地に陥るかもしれないこと(すげー大げさ)、
彼はとってもいいテナントになるよ私が保証します家賃の一部は彼の会社が払うしあなたたちはバックグラウンドの心配もしなくていいしあーでもないこーでもない、とまくしたてた。


「いいよ、大丈夫。僕が大家さんに掛け合ってあげよう。
何しろ、君は信用出来る人だからね」とウィンクしてくれた。



ああ、あの時、薄暗がりの寒い中、
ひとりでスチームクリーナーを動かしてたあの時間は
決して無駄にはならなかったのだ。(涙)


私の上司にあたる人に事の顛末を報告したら、
私の今までのこの客との苦労を知っていただけに
大声で褒めた絶えてくれた。
もちろん誰にも掃除の件は言ってなかったので、
上司(にあたる人)は非常に驚いていたけど。


そして報酬をこの件に限って、という事で
25%もアップしてくれたのだ。(驚喜)



よかったー。



・・・と同時に、「もしもあの時ばっくれてたら」
と思うと、冷や汗が出る思いだったろう。
とーぜん、私にも気の迷いはあったわけで、
できたら掃除なんかしたくなかったし、
「黙ってりゃわかんねーべ」という悪魔のささやきは聞こえていた。
もしそうしてたら、回り回って「君はあの家を汚した人だね」
なんて冷ややかな対応をされる恐れだってあったかもしれないのだ。

うーん、やはりいい事はしておくものだ。(嬉涙)




どうです、今日の話は。
まるで道徳の時間に話される「お教訓話」のようではないか。
文部科学省の皆さん、ぜひ道徳の教科書に載せてください。(笑)





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Last updated  2007.02.26 01:00:37
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