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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2007.05.22
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2泊3日のヨセミテから帰って来た。
やはりものすごくきれいなところで
その大自然には圧倒されたけど、やっぱりちょっと短すぎた。
最低でも3泊はしたい、何しろ300マイルの距離だから。


金曜日の午後、家を出た私たちは、
途中渋滞に巻き込まれながらも、
なんとか7時半のかろうじて明るいうちに到着。
さっさとテントをはり、寝袋やマットをセットし、
グループの人たちが集まっている場所へ。


今回は教会の「独身者の会」主催のヨセミテキャンプだ。
実は毎年やっているそうだが、今までは不参加。
もはや再婚願望のない私にとっては何となく気の重い集まり。
それでも参加者の半数以上はシングルマザーだし、
こういう機会を利用しなければ、
春から初夏のヨセミテはなかなか予約も取れないので、
今年から参加する事にした。


キャンプファイヤーに行くと、
みんながS'Moreを頬張っている。
マシュマロをたき火で焼いて、
チョコレートと一緒にグラハムクラッカーにはさんで食べる、
あの超甘い、キャンプの夜のお約束だ。
私は苦手なので、ホットチョコレートをもらう。
これもまた脳天直下直撃型の甘さだったけど。


テントに戻ると新顔さんが現れた。
7歳と9歳の男の子連れのシングルママさん。
子供達はちょっとうれしそうだ。
やっぱり同じ歳くらいの男の子がいると違うのだろう。
ちょっとだけお喋りして、テントに入る。


翌朝そのお母さんが「ねえ、夕べは怖かったわね」と話しかけて来た。
「え?夕べ?何かあったの?」と尋ねたら、笑われた。
「あなた、全然起きなかったの?熊が出たのよ。
何人か騒いで、音を立てて、追い払ったみたいだけど、
こっちに来るんじゃないかと思って怖くて眠れなかったわ」

全然、しりませんでした。(恥)


豪勢な朝食(ブルーベリーパンケーキ、ベーコン、ソーセージ、たまご、フルーツ)の後は、幾種類か用意されているアクティビティを選ぶ。
私は徒歩でしか行けないVernelとNevadaの二つの滝を見る事にした。
他の滝は前回見たし、ちょっとハイキングもしたかったし。
これがあんな苦行になろうとは、その時は想像もしなかった。


最初のVernal Fall下流までは徒歩30分。楽勝。
多少急な上り坂ではあるけれど、たいしたことはない。
その勢いで、Vernel Fallの上まで行く事にした。
降りて来る人がびしょ濡れで、多少青ざめているのが気になったけど、
まあ、子供達もずんずん登っているし平気だろう。
と、思ったのが大間違い。
滝が近づくに連れて、私はもはや引き返す事しか考えられなかった。
高所恐怖症気味の私は崖っ淵を歩くという事が何より苦手だ。
でも息子達はずっと先を行っているし、もう景色も見ず、
ただただ登って行く事で怖さを打ち消そうとしたのだ。
降りる時の事は考えたくなかった。
Vernel Fall、征服。
おなじグループのおじさんが、「帰りは楽な道があるよ」と言うので
安心し切って、お弁当のサンドイッチを食べたのだ。



ところが、その「楽な帰り道」は
この上のNevada Fallを征服しなければならないとわかり愕然。
上まで登るか、それともさっきの崖っ淵のびしょびしょを降りるか。
高いところから見下ろすのが何より苦手な私は、
迷わず上へ行く道を選んだ。


こんな辛いハイキングは初めてだった。
ただただ登る、延々と続く岩場のトレイルを
ひたすら登り続ける。
途中で腹痛に襲われるけれど、トイレもなし。
Nevada Fallにはトイレがあるという事なので、
冷や汗をかき吐き気を催しながら、腹痛をなだめつつ、
なんとか上までよじ上った。
達成感と安堵でおもらしをしそうになる。
トイレが天国に思えた。


Nevada Fallの上では、先にグループの人たちと着いた
息子達が座って休んでいた。
長男はあちこちの石をひっくり返しては虫を探し、
次男は川のほとりで持参の笛を吹き、大物感を漂わせていた。


帰り道は本当に楽だった。
ひたすらの下り坂なので足は痛くなったけど、
優しい林道で、気持がよかった。


下に降りるとレスキュー隊が。
何かあったのかと思ったら、どうやら人が滝から落ちたらしい。
20歳くらいの男性だそうだ。
川でふざけていて滑って流され、滝から落ちたらしい。
あの滝から落ちてはまず助からないだろう。
本当に気の毒だけれど、Mother Earthをなめてはいけない。
大自然の威力の前では人間なんて本当に虫みたいなものだ。
思わず息子達を抱き寄せた。


夕飯は疲れ切っていて、何だかあまり喉を通らなかった。
そのあとでタレントショーがあり、
笑ってみてたけど、心底疲れていたので早く眠りたかった。
子供達は、隣のテントの子供達とすっかり仲良くなった。


翌日はキャンプ場でのんびりし、
少し早めに出て、途中で滝を見ながら帰った。
来年も参加しよう。
でもせめて金曜日の朝家を出て、日曜日の夜も泊まるくらいのつもりで。
7時間のハイキングをはさんで、片道4時間半のドライブ。
なんだかこのキャンプ自体が苦行のようなものだったけど、
まあ、来て良かったかな、と帰りの車の中でつぶやいた。









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Last updated  2007.05.22 15:44:36
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