温度差がある。
家に居るといろんな電話がかかって来る。今日は若い女の子の声で、次男に電話があった。友達を装って勧誘の電話かけてくるの、いい加減やめたら?と思う。だいたい今時友達なら携帯にかけるでしょ。先月家の電話に若い男性から電話があった。“今度は何の勧誘?”と思ったが、「私、Kです。札幌でH君と一緒だった、覚えてくれてますか?」と、あぁ、確かに大人になったが聞き覚えのある声!「K君?覚えてるよォ。元気だった?お父さんやお母さんもおげんき?」と矢継ぎ早にたたみかける。聞けば、彼も又、1浪1留を経験し、まだ大学生なのだとの事。(ただし、同じ大学生でも彼はKOだそうで、比べ物になりません。)今でも家の家族の事を良く覚えていてくれて、皆元気かときいてくれた。おじさんは元気だが忙しくてヘロヘロになっている。弟は一応大学生をやっているが、小ヤンキーになっている。と伝えると、「BやD達にも弟居たじゃないですか、覚えてます?今みんなコヤンキーやってますよ。」と笑いながら教えてくれた。「そっか~、弟達あかんな~、みんなおんなじやねぇ。アハハ..」と息子の友人なのにまるで私の友達のように盛り上がった。彼は家の子が最初に転校した小学校に2ヶ月程後に転校してきた子で、5年生が終わるまで同じクラスだった。体格も同じ位で、いろんな意味でライバルでもあった。つかみ合いの喧嘩もしたが一番仲良かった子だ。引越しの日も、うるうるしながら最後までずっと見送ってくれた子である。小学校の時のメンバーとは今でも仲良くて、集まるといつもうちの長男の話が出るそうだ。今度、久々にクラス会をやるので、ちょっと遠いけど来て貰えないか、連絡してみようという事になったらしい。一緒に卒業したわけでもないのに覚えていてくれてうれしかった。長男の携帯の番号を教えて電話をきった。長男にその事で連絡をいれた。「おお~、Kかぁ、懐かしいなぁ」とは言ったものの「いまさら、何を話したらええねん..」とちょっと困惑気味。私のウキウキ感と違う話し振りにがっかりした。ずっと同じ土地に住んで、ずっと仲良くして来た子達と、あちこち転校を繰り返してきた長男と、温度差があるのはしょうが無いけどサ。なんか寂しかった。その後どうなったかは聞いてない。