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カテゴリ:人生
終戦記念日。 今年で終戦から77年になります。 戦争の話の語り部たちが どんどんとこの世を去ってゆく。 私の両親も戦争中を生き抜いてきて 父は兵隊として戦地にも 赴いていました。 両親や親戚の伯父、伯母などからも 戦争の話を聞きましたが 東京は焼け野原で 闇市が立ち、戦争孤児たちが たくさんいたそうです。 ただ、大正生まれの人の戦争体験の話。 昭和一桁の人の戦争の話。 世代ごとにずいぶんと違うことに 私は以前から気づいていました。 戦地へ行った人。 銃後を守った人。 その時、子供だった人。 大人になっていた人。 家庭の主婦だった人。 息子を戦地に送った人。 皆、それぞれに話が違います。 私の母の話と言うか 昭和一桁前半の女の人たちの話は 田舎でも都会でも似ています。 学童疎開、 勤労奉仕、 配給制度、 米穀通帳など ほぼ同じ話で大変だったと言います。 しかし、 すでに所帯を持っていて 夫や息子を兵隊に取られて 戦争未亡人になった女性の話は だいぶ違うのです。 私の母などの世代は 戦争が始まった時、戦争が終わった時は まだ、中学生か高校生ぐらいの時。 茶道の良き先輩の〇〇のおばあちゃまが 昭和一桁の女性群が話す戦争のことを聞くと 「あの人たちは大変だった!大変だった!って言うけどね、 なんの役にも立たない子供の年代だからね‥ 本当の大変さや苦労は分からない筈だよ。」 もっといろいろな話を〇〇のおばあちゃまから 聴いておけば良かったと 毎年、終戦の日に思い出します。 もしご存命であれば今年120歳。 明治生まれの人が語る戦争の話は 今、メディアで取り上げられる話とは 少し距離があると思っています。 ロシアがウクライナに侵攻している有様を見ると 戦争とは、人生の全てにおいて 取り返しのつかない 無駄遣いをしてしまうのでしょう。 この憎しみの連鎖は どこまで続き、これから先も 戦争という名の狂気は 絶えることは無いのだと実感しています。 平和な暮らし。 あまり多くを求めず 足るを知る生活。 隣人と仲良くして 子等が楽しいそうに笑う日々。 そんな未来が来ると良いですね。 合掌 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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