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カテゴリ:緑仙の日々是好日
エリザベス女王の国葬をTVで見ながら 深く感じたことが沢山ありました。 この葬儀は、かなり前から女王自らも 考えていたこととか、リハーサルも無しで 統制の取れていた儀式であったこととか ご自分の死後、王室に混乱が起きないことなど 多岐にわたって女王の考えが 及んでいることに驚きました。 王家と云うのは 長い時代を治めているご一家ですから 諸々のことを考慮しなければ ならないのですね。 事前の打ち合わせは いったい本当は何時からだったのでしょう 女王陛下になってから 70年もの間、 それはずっと考えられ、折に触れ 試行錯誤であったとも思いました。 世界約200ヵ国のうち 王室を持っている国は28ヵ国あります。 イギリス王室の歴史は約1000年ちょっと。 世界で3番目に古い歴史を 持っている王室です。 王様がいらっしゃる国々の王家は たぶん、もしかしたらですが 新しい王様が即位された時から ご自分の葬儀のことを 考えなくてはならないのかも 知れないと思いました。 我が国では「王様」とは言わず 「天皇」ですが 日本の天皇家が世界最古の王室であり これは「ギネス世界記録」でも認定されています。 而も「万世一系」を貫いている 世界唯一のお家柄です。 伝説上も含めると神武天皇から 今年で、皇紀は2682年にもなります。 昔々、まだ日本が古墳時代の頃、 新しい「王」が即位すると すぐにその王の「古墳計画」が立案され 古墳造りをしたと言われています。 事実かどうかはよく分かりませんが これだけのものを造るとしたら かなりの年数を要するのは 当然ですし、大昔の人の平均寿命は 短かった筈です。 王も神様ではありませんから いずれ黄泉の国へと 旅立たなければなりません。 それを 世界に知らせる時 どう知らせるか、そして国民に自分の 存在をどう知らせるか‥など かなり前から計画を立てなければと つくづく思いました。 今回のことで イギリスの王家の伝統や文化、 風習、慣習、色、花など 多くのことを学んだように思います。 エリザベス女王も やっとご主人様の元へと 戻られてホッとしていると思います。 いつまでも 「初恋のお相手」とご一緒に‥ そして 安らかに‥ 写真はネットからお借り致しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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