氷山の楽書き帳(時間差水害)
日本最大の流域面積と、日本第2位の長さをもつ利根川。その流域は、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京の1都5県にわたります。利根川は日本一広い川で、支流を含めた流域面積は約16,840km2になります。これは、埼玉県が4つ入るほどの広さです。利根川の長さは全長およそ322km、日本では信濃川に次いで2番目の長さです。これはだいたい東京から名古屋くらいの距離にあたります。この文面は利根川下流河川事務所から引用しました。この利根川の下流の神栖市、銚子市が浸水被害に遭いました。この水害は時間差水害で日曜日は台風一過で快晴の空だったにも関わらず上流から濁流が一日以上の時間をかけてやって来て被害を及ぼしました。満潮時刻と重なったのも悲しい偶然でした。茨城県は利根川だけではなく水戸市を流れる那珂川の氾濫しました。私の友人はこの写真の近くに住んでいてとても心配していましたが無事を確認して、とりあえず安心しました。那珂川は、その源を栃木県那須郡の那須岳(標高1,915m)に発し、那須塩原市において那須野平原に出て、幅200m~300mの浸食谷を形成しつつ南東に流れ、余笹川合流後流向を南に変え、箒川を合流し、さらに武茂川、荒川等の支流を合わせ、これより山間部に入り、芳賀郡茂木町牧野から流路を南東に変え、茨城県常陸大宮市に至ってようやく平地に出て、緒川を合わせ水戸市に入り、ここで藤井川、桜川を合流し、河口付近においてさらに涸沼川を合わせ、ひたちなか市と大洗町の間にて太平洋に注いでいます。那珂川流域は、茨城県、栃木県およびその一部は福島県にまたがり、その流域面積は約3,270km2、流路延長は1,485km(幹川150km、支川1,335km)におよぶ一級水系です。この文章は、常陸河川国道事務所から引用しました。時間差で起きる災害は水害のほか土砂災害や津波もあります。もし、火山が噴火したらその時間差はもっと長く恐ろしいものになるでしょう。川も山も海も普段は心の安らぎになるようなところですがひとたび、風が吹いたり地面が揺らいだりするとその形相を変えます。そのことをよく知っておくことが大事なことだと今回の台風で改めて感じ入りました。今日も時折、小雨が降っています。また、週末には雨です。山に溜まっている泥水がこれ以上下ってこないように祈るしか無いですね。にほんブログ村にほんブログ村