追い込み、とか言いながらほったらしてます。
オルセーを出てからしばらく歩く。
セーヌ川にかかる橋を渡り、チュイルリー公園を歩いていると突然黒人に声をかけられた。
相方になにやら話している。「どこから来たか?」みたい。
んで、握手なんかしてくる。どう考えたって怪しい。
私はものすごく怪訝な顔をしていたと思う。
向こうはそれに気づいたのか「No Money」連発。
「Magic」と言いながらそして相方の指に紐をかけて
なにやら呪文のように「ナカター、ホニャララー(聞こえなかった)」と言いながら紐を編み始めた。
旅行に行く前に加藤元浩の漫画「C.M.B.」を読んだのだがその中で
やはり同じようなシーンがあった。実はこれミサンガを編んでいたのだ。
漫画では途中まで編み、そして手首に結びお金を請求していた。
えー?本当にあるんだこれ。
相方も読んでいたので気がつき、無理やり紐を払って「No Thank You」と歩き始めた。
よかった漫画読んでて。
作者にお礼の手紙出したいくらいだ。
公園を出てどこかでお茶飲みたいなあ、とアーケードを歩いていた。
ら、今度は相方の後ろにピッタリとつく男の人が。
ものすごくイヤな感じがした。相方もそう思ったらしい。
しばらく警戒したらどこかに行った。よかった。
スリかひったくりじゃなかったかなと思う。違うかったらゴメンよ。
だけど本当に気持ち悪かったのだ。
ハーゲンダッツが見えたので休憩した。
シェイクを頼む。甘いものは疲れた体に嬉しいのだが甘い。甘すぎた。
日本じゃジュースあるのにな、と思ったら奥のショーケースに水もあった。
ひーん、水とアイスにすればよかった。
お金を払っているときにふと目に付いたのが小さなかご。
その中には小銭がいくつか。
これは日本じゃ寄付なんだろうけどチップなんだろうな。
10セント(フランスではサンチーム)を入れるとやっぱり「メルシー♪」と返ってきた。
食べ終わってゴミは・・・とキョロキョロしてたら店員さんが「やっとくから」というように
自分の事を指差していた。なんだかありがたい。
親切に対する謝礼がチップなんだといまさらながら思う。
うっかり地下駐車場にも迷い込んだがメトロに無事乗り、ホテルに戻った。
晩御飯何しようかな?ハセガワさんがナウイと言うヴィレ・ド・ベルシーは今の時間
(大体8時ぐらいだった)ならほとんどの店が開いている。
最後の夕食だし、なにか良いもの食べたいな、とウロウロしていたら
同じツアー客が2組いた。
一組は女性二人連れで昨日は日本料理兼コリアン料理の店で食べたそうな。
もう一組は新婚カップルで私達が食べた同じ中華料理屋でテイクアウトしてもらったそう。
お店の前にはメニューがばっちり貼られてるのでこれは助かる。
しかしフランス語がメイン。当たり前だ。
まず女性二人組みが『日本語のメニューあります』のお店に入る。
新婚カポーは「ここにします」と英語のメニューあるお店に。
真似するのもイヤなので「ヒポポタマス」というステーキハウスに入った。
なんでかばなんだろう?
席に通され、メニューを渡される。
写真と文字が一致しない。なにやらコースがあるからそれにしよう。
しかしコースでもいくつかから選べるので「ウフが卵・・・」とかブツクサ言ってたら
ウエイトレスさんがやってきて英語で説明してくれた。ありがたや。
写真があまり無いので少しだけ。
橋の上からオルセー。夕方で逆光だからわかりにくいかも。
セーヌ川。今度はセーヌ川クルーズなんかしてみたいなあ。
焼き神戸?
キリヤードホテルベルシー。
ご飯編は長いのでまた明日。