バレンタインにパートさんの一人にチョコレートを頂きました。
最中をホワイトデーにお返ししたところ、「金毘羅さんに行ったの」とお土産をくれました。
そんな気を使ってくれなくっていいのにい。
紙に包まれた細長いブツ。さわるとフワフワとゴワゴワの中間。
野焼きかまぼこ?と思ったら意外な答えが返ってきました。
「それね、おきゅうの元なの。」
「え?モグサですか?ヤイトの?」
「そう。なんだぁ知ってるんだ。一緒の世代ね。」
(彼女は五十路です。)
「世代はともかく、すえられた事ありますよ。」
とまあそんな会話が続いたので別のパートさん(四十路)に聞きました。
「ヤイトすえられたことあります?」
「『ヤイトすえたろかー!』って線香持って追いかけられたことあんで」
ああ知ってるんだよかったぁ(?)。
最後に6歳下の同僚(タクロー事件の彼女)に聞きました。
「ヤイトって知ってる?」
「何それ?」
「・・・お灸。じゃあモグサって知ってる?」
「知らんで。」
「んー、お灸の元。」
「千年灸みたいな?」
「・・・まあ、千年灸の前は、モグサをね、円錐状にしてね。
肩とか腰とかに乗っけるの。先に線香とかで火をつけるの。」
「熱くないの?」
「いや熱いよ。悪さをしたら罰としてヤイトをすえられたもん。」
「悪さってどんな悪さしたん?」
「いや騒いだりとか物壊したりとか。」
(どんな悪さを想像したんだ)
「暴れたらええんちゃうん?」
「いや、ちっちゃい頃やったから。父親と差し向かいに座らされて、手のひらにモグサを置かれて火をつけられるわけですよ。で、熱くなってきても手首をがっちりホールドされるから動かせなくって『熱いー!!』と泣くわけですよ。」
「根性焼きみたいなんや。」
「ええっ!根性焼きって・・・」
「ヤンキーとかやるやん。『根性焼きしたろかー!!』って腕とかにこう」
(ジェスチャー中)
「・・・根性焼きって根性焼きって。うーん、おうちに帰っておかあさんに『モグサって何』って聞いてみてね。」
(あきらめました)
一応同世代(?)なんだけどなあ。
久々にカルチャーショックを受けた出来事でした。
モグサは会社に置いて帰ってきてしまったのでまた後日にアップします。