お母さん、ごめんなさい。
おかあさん、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。何度言っても、謝りきれません。寝不足が続いてピークに達していた先週、今年、母にもらった誕生日プレゼントを未開封のまま、捨ててしまったようです。悔やんでも悔やみきれません。去年は私の別居騒動で、誕生日らしきことが出来なかったから今年こそ!と言ってたのに、また忘れてしまった彼女。2週間ほど前に、「遅くなったけど誕生日プレゼント!」と嬉しそうに小さな包みをくれました。そんなに高価なものではありませんでしたが、私にとっては、その嬉しそうな母を見られたことが幸せで、箱から物を出さずにマンションに持ち帰りました。その頃既に不眠に悩まされ始めていた私は、自分で何を何処に置いたかわからなくなることが多くなり、絶えず何かを探している状況で、思わぬところから思わぬものが出てくる、といった毎日でした。そして先週、発作的に部屋の中にあるものを片っ端から捨ててしまい、今日になってそのプレゼントの包みが無いことに気づきました。タンスも衣装箱も何もかもひっくり返して探しましたが、見つかりません。おそらく、あの日に捨ててしまったのでしょう。母は未だに、自分のものは余り買えず、いつもバーゲン品を「これ、xxx円がooo円に値下げされててん。いいやろー?」と言って買っては、それで満足しています。本当は、もっと質のいいものを買えば、着心地が良かったり、温かかったりするのに、その良さを知らないまま、「これでいいねん」と言っているのです。そんな母を見ると、もっと贅沢をさせてあげたいと思うのに、結局出戻って、心配ばかり掛けている自分が嫌になります。たまに私が、洋服なんかをプレゼントすると、「あんたが買ってくれるもんは上等やから、着心地がいいわ~」と喜んで、結局もったいなくて、めったに着ない母。そんな母が買ってくれたプレゼントを捨ててしまったことが、申し訳なくて、申し訳なくて、涙が止まりません。素直に母にそのことを言いたいのですが、少し子供に返ってしまっている彼女にその話をすると、どれほど悲しむだろうと思うと話せません。そっと私の胸にしまって置くつもりです。ここで、気持ちを吐き出してみました。お母さん、ごめんね。