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もう何度となく訪れたパリは、少し前まで一年間が開くともう病気のように行きたい病が始まり・・・イライラするくらい行きたくなった。しかしこれも昨年を契機に火が消えたようだ。なぜと?説明するのは難しいのですが・・・生意気にもほんの少し前までパリが私を呼んでいると思っていた。(思いたかったのかもしれない)
何度も通いつめながら私はフランスの実生活に目を向けず・・・耳でニュースを拾う努力をしなかった。フランスはあらゆる面で世界の先進国と認めながら余りにもお粗末な私でした。昨年あるご縁で友人宅に世話になった私は地下鉄を屈指し(其れでスリにあったのですが)あちらこちらと歩いた。パリで一番に行くオランジェリ美術館は現在改修工事に入りいけなかったけれど、ルーブル、オルセー、ピカソ美術館を一人かけ足でまわった。 足を運ぶほどに奥の深さという壁にぶつかる。最初は無論そんな事には気付かず満足する。ある、美術館で熱心に先生の講義を聞いている学生達に遭った。 熱心にペンを走らせる彼らのまなざしは真剣そのもの。私を威圧さえした。 そこへ偶々日本人と中国人の団体が入ってきた。すると追い討ちをかけるように・・・ フランス人の学生がどうせ見たってわからないんじゃない?と・・・一瞬耳を疑ったが・・残念な事に、勘違い聞き違いではなさそうでした。しかし、その時私は気がついたのです。日本人と中国人の絵画を見る姿勢のちがいを・・・ してはいけない事を沢山してしまっていたのです。芸術に尊敬と愛する心を持って接する事の大切さを忘れていたのです。 そうして、一歩引くと次はファッションにもその心は通じるのです。 ブランドは存在の意味があって存在し、手に入れる側にも責任とその物を愛する心が一番大切であると同時に、それが理解できない人が手に入れて良いはずも無いのです。 そう気付いた私はおいそれと足が向かなくなってしまったのですが、それでも、美味しい物を、お洒落を、芸術を求めパリにきっと行くのだろうなとおもいます。 私の練習曲への誘いは今また幕を開けた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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