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フランス郊外の移民街で始まった暴動は、フランス全土を巻き込む騒乱に発展、車3,000台を炎上し、死者を一人含む死傷者を出したと言う。
そしてその余波はヨーロッパのドイツイギリスに飛び火した。。。 一部報道でニュースが流れた。しかし、一方ではこの暴動がヨーローツパの諸国に飛び火する気配は無いと言い切る紙面もあり、ニュースを受け取る側の私達は、何れを事実として選択してよいのやら疑問が残る。 今回の暴動は、アラブ系、北アフリカの旧植民地(アルジェリア、モロッコ、チュニジア)の出身者。 パリ郊外に一歩でた風景は、その地域にすむ住人により格付けされ、こちらから先は、治安が安定せず、雰囲気が悪く危険な街と断定され実際に住み分けされている。 居住地により、生活が窺い知れる。。。まだ上流社会が残されているフランス、イギリス。そこで生活する移民の人々の暮らしは想像をぜっするものがあるはずです。 私はパリに出向いた時、移動を殆んど車と決めている。そして、歩く。。。 生活観が掴めぬまま地下鉄に乗って危険を受け取るよりは、リスクを負いたくないという考えに他ならない。 それでも地下鉄に乗ることもあるし、乗らざるを得ない時もある。 その時感じた事は、その車両の中でさえ住み分けされているという事実。 衝撃でした。この地で生きる邦人達の苦悩が伝わる思いがしました。 私の友人も何人かパリに居住しています。しかし皆恵まれたエリートに属する場所で生きています。それでも、外国人である友人達は閉鎖的な独特な扱いを受けたと聞きます。 人種差別、あってはならないことなのに確実にあるのです。 臭いものに蓋をする政府のやり方が移民の人々の心に火をつけたのです。 彼らも暴動を正義とは思っていないはずです。何とかして。。。という悲痛な叫び 声に他ならなかった。。。私にはそう思えてならない。 静かなる行進と相反する暴動。 飛び火が飛ぶ事のない日本で傍観している私も、サルコジ内相の暴動収拾失敗に心を痛めざるを得ない。 そして、必ず頭をもたげるであろう極右勢力に一手をあげてしまった。 この社会の亀裂と苦悩に特効薬は無い。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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