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それはある日の昼下がり。。。。。(昼下がりの情事では断じてありません!)
「もしもし。。。実は解体やさんからの連絡で、天井裏から刀が出てきました!!!」、「えっ?本当に?、それでどうするの?」、「困りました。。。」、「持っていたら銃刀法違反だし。。。どうせ解体しているのですもの見なかった事にして処分したら?」、「とんでもありません。法を犯すのは犯罪です」、「それもそうね、では警察に連絡して預かって頂いて下さい。後日手続きに伺いますから」、「きっとですよ!」そんな会話でした。 刀の一振りでKukuri家は騒動勃発。 神戸は田岡組長のお膝元。家もそう遠くはありません。 解体した家は父から兄弟が譲り受けたものでした。 そして父はその家には住んだ事も無く、入った事もほとんど無く、無人の館だったのです。 では誰がその刀を天井裏に隠したのか?疑問は募りますが、詮索する程暇な時間も無いまま、灘警察署に赴きました。 担当部署の生活安全化のお巡りさんは、一見優しそうで案外ハンサムでした。。。 しかし油断は大敵です! なんたってやくざと対等に渡り歩かなくてはいけない所轄のお巡りさんですから。。。 当日は、未成年の犯罪、その他で椅子のある部屋はとコーナーは満席。 担当のお巡りさんは思案した挙句私達美人三姉妹?(義理ですが)とかの不動産やさんを応接室に案内してくれました。 その応接室と書かれたプレートの先の室内は四畳半程の狭さ。 机が一つ、椅子が合い向かいで二客、それに小窓が二つ。 義妹と不動産屋さんは、ここは取調室に違いないと断言し、早速小窓を開けてみた先には、 やはりありました。 マジックミラーの窓が。。。義妹は「何か足りない。;スタンドが!」(はっきりいってTVの見すぎです)、その時です。 お巡りさんが戻ってきました。 「何してるのです!!!だめですよ!」物凄い形相で私達を威嚇しました。 そのときふと思ったのは、こんな小さく息苦しい部屋で刑事達に捲くし立てられ威嚇されたなら、してもいない犯罪を私が致しましたとでも言いそうな環境に二度びっくり。 劣悪な環境の下の取調べは、多くの無実の罪人をつくり、冤罪を日本の地から絶滅させる為には、相当な忍耐と時間そしてお金のかかる仕事になるに違いありません。 犯罪者でない私達が受けたあの威圧感相当なものでした。 一振りの刀に振り回され警察署内を見学出来たのです。 その時です。義妹が、「この刀警察に差し上げます」。。。。?この名せりふはやはりセレブなほうの義妹。 お巡りさん曰く、「警察にはもっと凄い武器がありますから!」。。。。。 そうなのです。 ここには、武器も弾薬も、ダイナマイトもきっとあるはずです。 私達はあまりにも無知でした。 その一方で、もしかしてこの一振りは名刀かもとぬか喜びした御仁もいるのです。 この日居合わせなかった人に他なりません。 私は、この日家政婦は見た!!!を体験したのでした。 お騒がせな一振りは、30年程前のお土産レベルの物だそうです。 筋肉痛も忘れた長い一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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