ＳＡＬＯＮ　ＤＥ　ＪＩＮ

お疲れ様でした。
誰も言ってくれないので自分に言い聞かせます。
私のササヤカナＣＡＦＥレストランは一ヶ月の休業を余儀なくされました。
まず、設備の点検及び調整、人の手配。
家具の取替え、入り口とオープンテラスの増設等等。
オーナーと社員の距離は近くもあり、遠くもあり、一口に片付けられない面倒くささがあります。
一度心が通じなくなった時の厄介さは、言葉で言い尽くせません。
互いに不信感が募り連携プレーが出来なくなる。
坂道を転げるように滑るのです。
一人の人間に翻弄される事もあれば、束になってかかって来る時も様々です。
今回退社する女性がポツリと言った事に少し救われました。
「社長、東京でも色々な所に連れて行って頂いて有難うございました。そしてお給料も」
たいした事などなにもしていませんが、楽しく彼女と過ごした日々が思い出されました。
転職して次のスタートを切るその女性に心の中で頑張ってねとつぶやく私がいました。

厨房の中は、今は見事に澱んだ空気が無くなり寂しいくらいです。
抵抗勢力がある事は、決して悪い事ばかりでは無い事も学び、自分自身を少し取り戻せたような気がします。

自分が何ゆえに人の何倍もの仕事をするのか？と疑問に思うも、仕事の苦労も達成感の前にはひれ伏してしまうからなのかも知れません。
稚拙な世の中に生き稚拙な自分がいて、それでも人として前を見て進んで行く自分に、程ほどにねと一人ねぎらったりしています。
春になり若葉が芽を吹くように私の仕事も自然のエネルギーをもらい、人の和に助けられ少し進化をするのかも知れません。
カフカの「変身」別な意味でＫｕｋｕｒｉの「変身」を遂げたいと思います。

近々ＨＰもアップ出来そうです。