カテゴリ:human being
ワールドカップ日本ーパラグアイ戦の興奮も冷めやらぬまま、同じ南アのポートエリザベスから車で1時間半くらいの学園都市グラハムスタウンにやってきました。
それにしても試合直後はあまりに悔しくて、その気持ちで一杯になってしまいましたが、よくよく振り返ってみると日本代表はとても爽やかに溌剌と躍動し、この南アでも口々に日本選手の健闘を称える声を聞き、いかにあの場所が特別であり、あの瞬間が歴史的なものだったかということを実感しています。夢を与えてくれた選手達に改めて拍手を送りたいと思います。 そして世界の人々にとってフットボールというものが単なるスポーツとしてではなく、その国を知るもっとも身近で切り離しがたい文化そのものなのだということを知りました。「カメルーン戦での日本は実に勇敢だった。」とか「デンマーク戦のHondaの動きはシャープだったね」「Shunsukeは何故出ない?」などと、実に詳しいのでこっちがビックリ。いやー、スポーツと音楽は国境を越えるね! さてここグラハムスタウンはネット環境はあまり良くないものの、ちょっと時間があるので少しずつコンゴでの様子を報告しようと思います。 まずは街の様子を。ここ南アで「日本から直接来たの?」と訊かれ「コンゴのキンシャサから来た」と言うと「えっ、あそこに行ってたの?」とすごい顔で驚かれます。 まぁとにかく混沌としている感じ。上の2つの写真で気付いたことは? そう、、荷物を頭に乗せて運ぶのが普通なんです。 たまたま近くにパン工場があったので、この光景はいずれ当たり前に感じられ、、。 やはりここでも堂々と道路を横断します。歩行者優先という考え方はありません。渡る、という意志を強く持つことが大事。 もちろんパン以外のものも頭に乗せて運びます。 乗り合いタクシーはギュウギュウに。地元の人しか寄りつけません。後ろに立ち乗りしているのは恐らく料金を徴収する係の少年。危なくないのかぃ。第一、それを公に認めているのかいっ! とにかく昼間でも単独行動は一切禁止。晩飯も必ず全員で。在コンゴ民主共和国日本大使館の皆さん総動員で我々のケアをしてくださいました。このような厳しい環境では出発から到着まで館員の皆さんがトランシーバーで逐一報告し合いながら人や物を移送しなければなりません。無事全てのスケジュールを成功裡に終わらせることができたのも彼らの御尽力の賜に他なりません。この場をお借りして改めて感謝いたします。 何か、これだけ書くとこの場所が危険なだけなように思ってしまいますが、全くそんなことはなくて、ここで知り合った人たちはミュージシャン、スタッフ含め皆、愛すべき人たちでした。ホテルのロビーにまで蚊がたくさんいたり、部屋のお湯がチョボチョボとしか出なかったりすることすら、帰る頃には愛おしく思えたりして・・・。 ホントに貴重ーーーーな経験をさせていただきました。 そうそう、言い忘れましたが、コンゴより先のアフリカツアーより和太鼓集団「鬼太鼓座」のメンバーと竹を使った「バンブーオーケストラ」のメンバーからなるユニット「Music & Rhythms」と合流しました。彼らと一緒に現地の子供たちとワークショップを行ったり、コンサートでジョイントしたり、面白いことを色々やっています。 その様子はまた次回以降に・・・。 それにしてもサッカー日本代表、惜しくも僅差の敗戦。・・・・キンシャ・・・サ の敗戦。 失礼しました。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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