カテゴリ:music
これがツアー中の最後の更新となります。今僕は南ア、グラハムスタウンのNational Arts Festivalが行われているローズ大学の構内に滞在していて、部屋ではネットが繋がらず、あるポイントに来ては集中してネットやメールをしているのです。
今日は長かったこのツアーの最終公演日。明朝出発してまた24時間以上(計算では28時間くらい)かけて日本へ帰ります。 南アの模様は帰国してからということになります。リアルタイムでなくてごめん! さてキンシャサ最後の報告はピアノについてです。 3公演とも違う場所だったのですが、同じピアノを運んで弾きました。 話によるとコンゴにはグランドピアノが全部で9台のみ。その中で一番良いピアノはヤマハG3でした。 音はとてもシャキシャキしていて小気味よく、一発で好きになりました。ヤマハはすごいです。 ところが弦がところどころ無いじゃありませんか! そしてペダルが何だか踏みにくいなぁ、、と思ったら、 ピアノを運ぶのに、脚、ペダル、蓋を外して運ぶわけですが、 蓋を外すのが大変で、、、、 普通は蓋と本体との間の蝶つがいの部分にピンが刺さっていて、そのピンを外して蓋を持ち上げるのですが、 ピンが抜けなくなってしまっていて、、、 分かりますか?蝶つがいのネジをゆるめて、蝶つがいごと取っちゃうんです!! こんなの初めて見た!!日本の調律師が見たら卒倒するよ!! そんなこんなで、ピアノを運ぶのですが、もちろん専門業者などありませんのでみんなで力を合わせて、、 そんな、ちょっと日本では(というかここ以外では)考えられない状況だったわけですが、それでも気持ちよく演奏できたのは、調律師のSergeさんのお陰です。 彼はとても愛情たっぷりにピアノをケアしてくれました。僕が弾くのをずっと嬉しそうに眺めていたそうです。 3ヶ月間のフランス研修を控えているそうで、さらに素晴らしい調律師になることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[music] カテゴリの最新記事
|
|