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2007年05月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
未遂



去る4月25日深夜、溜まっていた睡眠薬100錠他併せて400錠以上の精神系薬物をウィスキーの水割りで摂取。

翌日は仕事が決まっていました。
でも何となく行きたくなくなりました。
そのうち食う為に仕事してるのか仕事する為に食っているのか解らなくなり、その他諸々の想いが去来し、今回の暴挙と相成ったわけですが。

一番上等の服を着て、一番好きな音楽をかけて、小さなボウルに薬を一錠ずつプチプチとひねり出し、それを一掬いずつウィスキーで飲み下しながら穏やかに死への階段を上る、至福の時。


しかしそれも長くは続かないわけで。

気付かぬ内にトイレで吐き戻し、ロフトベッドに再び上がること叶わず床の客用布団で眠り込み、翌日夜母と旦那に発見され、救急車で病院へ。

吐いたこと、下で寝ていたこと、救急車で運ばれたことは憶えていません。
気が付いたら病院のICUで呼吸器に繋がれ左足首と左手首、右大腿付け根に点滴を刺され拘束状態で背もたれに寄りかかるようにしていました。


呼吸器って、苦しいんです。
後で聞かされたところ、あまりにも苦痛を伴う処置な為、筋弛緩剤と麻酔を打ち続けていたそうです。
ICUに居たのは7日間。
その間の記憶は長い暗闇と麻酔切れによる断続的な苦痛。
兎に角水が欲しくて医師や看護士や見舞いに来た父母・旦那に至るまで意識がある間「みず、みず」と訴え続けました。
誤飲性の肺炎を起こしていたのです。
コレは非常に致死率が高い。
もうこんな物(呼吸器)は外して良いから早く死なせてくれ。
本気でそう考え続けました。


しかし7日目のおそらく午前、私は覚醒し足と手首の点滴も抜かれ、蘇生したのでありました。

看護士には哀れまれるわ母には泣かれるわ介護士には基地外呼ばわりされるわ……

まぁね。
生き延びてしまったんです。


最近の精神薬は推定致死量の最小値と最大値の間を広く採ってあるから、なかなか死なないわよーと看護士に云われるまでもなく某書籍で知ってはいた。
しかしここまで死ねないものかと。

結局残ったのは高い治療費と一週間寝たきりで筋肉の落ちた身体と苦痛の記憶。

ああ自殺って大変。




もう二度とやらないと思う。
薬は。
呼吸器に繋がれるのは二度とごめんです。
もしやるとしたら次はもっと確実な方法で!!!



まぁでもあと十年はやらないでしょう。
なんとなくね。
なんとなく。



追記。
着ていた服は医師によって切り裂かれ再起不能になりましたとさ。

教訓。
失敗の確率が1%でもある方法で死のうとするとき、上等の服を着てはいけない。(T_T)





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最終更新日  2007年05月17日 21時44分33秒


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