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先日の日記の続き……になるのかなぁ?
ちょっと特殊な体験が入ってるから反転。 基地外扱いして笑うも良し、ただし私書箱に下らない感想送ってくる暇人さんとか最近いるんで、どうしようかなーと思ったけど。 まぁ良いや。 あ、憶えのあるそこの人。あなたのステキな感想は一読後一笑に付して後完全にこの世から消し去りましたから。 あなた程度の浅はかさで同情されちゃあそれこそ親が可哀想ですから。 今回運ばれたのは家の周囲で一番新しく出来た病院。 ICUに居る間も外装の新しさに戸惑ったほど新しい。 看護士も医師もどことなく若い。 婦長さんですら不惑過ぎあたりじゃないかしらん?と思うほど。 ICUの中の記憶はあんまりない。 病室が明るかったか暗かったかすら定かではない。 つーか昏睡から覚めてる時間が少ないし視界は狭いしな。 下の世話とか髪を洗われた時とかに散々好き勝手口をぼやいていった看護士(だか介護師だか)はついに判別しなかった。くそぅ…… 意識が戻って普通の介護ベッドに移され、呼吸器を抜いたとき。 「ずゅるりっ」 となんとも形容しがたい音がしたとかしないとか。 ついでに麻酔は切れていない筈なのにめっちゃ痛かったとか。 「はい、目ぇ開けて下さい」 と云われて医師の顔を見た途端に出た言葉が 「今日退院出来るんですか?」 だったのは今でも失笑物だ。 昏睡状態の時はしょりゃあもう苦痛の連続の記憶だけで、ともかく「もう良い……早く帰らせて……いっそ殺して……」状態だったので、そんな台詞が出たんだなぁ。 意識が戻って一日目は取り敢えずまだ何にも出来ない。 お世話は全て任せッ切りである。 水のコップすら持つのも危険(横臥7日間は伊達じゃないらしい)であったが流石にそのたび呼ぶのも気が引け、ベッドの近くに机を持ってきて貰った。 ストロー代わりにコップに刺さってるのが何かのチューブをブッたぎった物だったのはちょっと笑えた。 その夜。 ICUは完全な暗闇にはならない。 ちゃんと看護士の待機所?に灯りが点いているし機械類のランプも点いている。 にもかかわらず。 ………………… 時間は判らない。 ふと目が覚めるとなんだか黒い物がのしかかっている。 とても息苦しい。 いやその前に。 こーわーいーっ! 散々人に見えないものたちと関わりのある人間達と付き合ってきていても未だに何処か信じていなかった物体が目の前にいる! そーかこれがエーテル体か? それとも残存思念の塊ってヤツ? 何でも良いけどおーもーいーっ! 重い、息苦しい、ついでに何だか気を抜いたら何かされそうな危機感! あれだっけこれだっけどれだっけと必死で思い出して片っ端からマントラをぶつけるが効き目無し。 うーわ、そういや俺って起こすの専門だっけ? くっつけて帰る専門じゃん! どうしようどうしようと云ってる間に何かが助けに入る気配がした。 「あー………やっと眠れる?」 その日はもう黒い物は来なかった。 翌日。 体も何とか動かせるようになって普通病棟の個室へ移動。集団部屋で良かったんだが空いてなかった。 シャワー・トイレ付き、TV付き、電話付き、何と贅沢な個室だ、分不相応じゃ、代わってくれ、と内心想いながらその日は見舞いに持ってきて貰った本を読んで寝た。 しかしその夜も奴らは来たのである。 今度は……なんか、某「九○」とゆー和風ホラーゲームに出てきた双子の童子みたいな格好だ。 話は……通じない。 なんかひたすら妖しげな呪文みたいのが脳に流れ込んでくる。 ちょっとやばさげ? またも必死にマントラで対抗(だから力与えてどうするんだってば)。 あれも効かないこれも効かない、ぎゃーもう止めてー(泣) あああ折角生きる気力が戻ってきたのにこんな得体の知れないモンに乗っ取られて終わりなのか俺? 負けたら絶対目覚めないよなー どうしようかなー などと思いながら自分的最強マントラ唱え続けて……どん位だ? 諦めたのかまた助けられたのか、双子は消えた。 未だに何て唱えていたのかが判らない。 さてさてこれは夢だったのだろうか幻だったのだろうか、それともまさか本当に? 私の日常にはこうして非日常がとけ込んだのであった。 でも今も何となく信じてないけどね! んー。いるモノの証明といないモノの証明じゃ前者の方が簡単な筈なんだけれどもなぁ。 開いていないチャンネルは閉じたままの方が良いのかも知れない。 しかし一度知ってしまった世界はあまりに魅力で…… 危険。 なんだかなー 「百鬼○行抄」の主人公みたいに「ただ見えるだけ」とか、その従姉みたいに自覚のない体質だったらまだなんか諦めもつくんだけれどなぁ。 しかししぎゃに云わせれば俺は全く自覚のない霊媒体質?だとか。 「毎回処理するのもいい加減面倒臭い」とか。 真実は闇の中、である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月01日 23時18分01秒
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