今日、20歳の誕生日を迎えた齊藤。
今季は制球に苦しみ、思い切ったピッチングができず
精神的に深く悩む日が続いた。

思うようにストライクが取れないから、腕が振れなくなる。 自分のストレートが投げられないし、 さらに制球を乱してしまう悪循環に陥っていました。

開幕から先発ロー手は外れていないが、
不安を抱えたままマウンドに上がっており、
初回の先頭打者に対する四球も多い。
１試合５四球５暴投と荒れた試合もあった。

しかし、現在は少しずつながら状態が上向きつつある。
６月15日の阪神戦では６イニングを投げて５安打１四球３失点。
４回に３点を失うが、この回のみの失点に抑え、
今季ＭＡＸとなる１４４キロも計測した。

四球を連発するということはなくなりました。 まだ追い込んでから甘い球がいく場面があるので、 後は細かいコントロールを付けていきたいです。

と話す。
球の走りもよくなり、少しずつではあるが上へ上へ這い上がっている。

自分の持ち味は、やっぱりストレート。 下半身でしっかり投げられることが今の課題です。 しっかりと強化して、昨年のような 『下半身で引っ張る感覚』を取り戻していきたい

華々しいデビューから期待された２年目、大きな壁にぶち当たった。
苦しい時期を過ごし、もがきながら、その壁を乗り越えようとしている。
まだまだ20歳、困難を乗り越え地力を付けていく。

齊藤悠葵はこれからだ。

ＨＡ　ファーム通信より