２年目のシーズン前半戦を終えた今井だが、
終盤は戦列から離れフォーム固めと体力強化に費やした。
その成果が出てきているようだ。

一時、スリークォーター気味にフォームを変えたが、
今はやや上寄りに戻し、さらにテイクバックを小さくした。

テイクバックを小さくする事で 腕の軌道を安定させるのが狙いです。

この修正が当たり、投球が安定した。
これまでカット気味だったストレートもきれいな球筋に。
腕が遅れて出てくる感覚があり、
球威、コントロールともに安定し始めた。
また、リリース時に球にしっかりと
回転を与えることができ、キレも出てきた。

打者にスピードより速くかんじさせられれば。

もともと球威はある投手なだけに、
球の質が良くなければさらにストレートが大きな武器になる。

前半戦を振り返って、今井は

納得はしていません。

と話した。

開幕直後はローテに入ったものの、
結果を出すことができずローテから外れ、
５月からは強化に入っていた。
それでも、その中で

試行錯誤する中で、今はやっといい方向に向かっている

と手応えを話す。

今考えれば、試合から 離れたことは良かったと思います。 自分を見つめなおし、レベルアップの 機会にすることができました。

休みを経て後半戦に突入していくが、
後半戦は試合で結果を残すことが第一目標。

とにかく、試合で投げたい。 そして結果を残していけば、 一軍に上がるチャンスもあると思います。

期待の大きい本格派右腕は、後半戦の巻き返しに燃えている。


ちなみに、昨日は中越地方で大きな地震があったが、
今井の実家ではケガ人もおらず、
物にもそれほど被害がなかったそうだ。

ＨＡ　ファーム通信より