来季は３年目となる今井も、飛躍のきっかけを掴みつつある。
今季はファームで開幕ローテに入ったが、
制球難からすぐにローテを外れ
相澤とともに強化とフォーム固めを行った。
長いトレーニング期間をへて、
およそ４ヶ月ぶりのマウンドとなった
９月９日のソフトバンク戦では、
５回を２安打無失点に抑えその成果を見せた。
しかし10月のフェニックスリーグでは
大量失点を喫する試合が続くなど、
不安定な投球は改善されていなかった。

秋季キャンプ、そして合同練習でも
投げ込みを重ねフォーム固めに励んだ。
その中で掴んだ感覚を今は大事にしたいという。

体の中心に力を集めるイメージ。 これまで投げるときも右腕ばかり気にしていましたが、 左腕とともに体の中心に締めるイメージで、 そして下半身もグッと締めるように投げれば、 いい感覚で投げられるんです。

真面目な性格でひたむきに練習に取り組み、
１つの形が見え始めた。

そのために、強い体を作ることも課題の１つ。
新たな体の使い方のためには今よりも
筋力をつけることが必要不可欠であり、
フォーム固めとともに重点的に行っている。

ネットスローやシャドーピッチングももちろんやってますが、 それを自分のものにするには筋力もいる。 このオフもそれを意識してやっていきたい

と意気込む。

飛躍を期した２年目は不本意な形で終わり、
来季にかける思いは強い。

もう３年目になるし、 チームに貢献したい思いは強い。 一軍登板を目標に、気を抜かずに頑張ります

本格派右腕として期待される大器が、飛躍を目指す。

ＨＡ　若鯉通信より