パンピー・シュフ　+　R　の目線

さてさて、あれから毎日TULIPを聞きながらゴキゲンに晩ご飯作りをしている私。
中でも『風のメロディ』という曲。
これこそがホントのホントの私の原点になるんだけど
アニが自分の部屋で、でっかいステレオで、でっかい音で
レコード（！古ッッッ！）を毎日のようにかけていたので覚えた歌。
私と2つ違いの下のアニが上のアニに頼んで
カセットテープ（またまた古ッッッッッ！）に録音してもらったものを
私が貰って聞いてたっけか。。。

　　当時の私は小学校中学年くらいだったかなぁ。
　　その頃の私にとって6つ年上のアニはなんかとっても遠い存在で。
　　食事の時にする高校の話はなんだかよくわかんないし
　　夏休みの家族旅行にはその頃のアニは参加せず家で１人で留守番だったし
　　冬休みの年越しのころにもアニは友人たちと過ごすようになっていたし。。。
　　幼すぎて話も合わなかったんだろうか、碌にしゃべった記憶すらない。

　　その頃はアニだけが１人部屋を貰ってた。
　　たくさんのレコードに本や雑誌、マンガなどがそこここに散らばってて。
　　カーテンをしていたせいだと思うけどいつも暗かったその部屋。
　　アニの居ない時にこっそり入り、あちこちあさって見たっけ。
　　私の範疇にはありえないモノが溢れたその部屋は“宝の洞窟”みたく思えたもんだったけか。

　　その“洞窟”にやって来る友人たちも皆オトナに見えたもんだった。
　　一度その友人のひとりから「妹にやるよ」と言ってコーラのラムネを貰ったことがあった。
　　ハハオヤから「コーラはコドモの飲み物じゃない！」と禁止されてたので
　　怖いながらもひとりでこっそりと食べてみたそれは
　　口の中で“しゅわわ～しゅわわ～～”と溶け、なぁんとも言えない変な感じで。。。
　　「やっぱりコーラはオトナの飲み物だ」なーんて納得してしまい
　　「オオキイオニイチャンはオトナだなぁ・・・」と思ったけか。


と、諸々そんなこんなを『風のメロディ』やら他の曲やら聞きもって歌いもってるうちに・・・
♪ちゃっちゃっと～♪晩ご飯が出来てしまっているのです。