胃カメラ
今日ハハオヤが定期的に受けている胃カメラ検診の日だったので結果どうだったのか、電話してみた。 ハハオヤ「何にも異常無かったわよー。それよりねー、 先生ったら始める前にあんなもの見せるから びっくりしちゃったわよー」はて?何を見せられてびっくりしたのか、悪い胃の具体例でも見せられ恐怖におののいたのかと思いきや鼻から入れる用のカメラと口から入れる用のカメラだったらしい。どっちでしますか?というワケ。ハハオヤ「だってねー太さがそりゃあもう全然違うのよー。 私なんててっきり口からだと思って覚悟決めてたでしょー。 でも全然違うのよー、太さが。びっくりしちゃったわ」結局心に決めていた通り、口からやってのけたようだったんだけどいや、噂では聞いて(見て)いたけどこんな田舎町医者の所まで鼻から胃カメラは普及してるんだなーと変に感心してしまった。そんな私も実は胃カメラ経験者で。あれはそう、もう5年くらい前になるかな。なんか胃のあたりの調子が悪かったので以前、神経性腸炎になった時お世話になった胃腸科を尋ねた。1,2週間薬で様子をみても良くなる感じは無く。「じゃあ、次は胃カメラやろう」とかるーい調子でいう先生。えええっっっ~~~とたじろぐ私に「大丈夫大丈夫。3分、いや5分ほど“げーーーっ”てなるだけやし」とまたまたかるーく答える先生。しかもにっこり笑ってる・・・。もうよいオトナゆえ、嫌だぁ~と大きな声で泣き叫ぶワケにもいかず3日後に胃カメラをのむことになってしまった。。。私の人生に胃カメラは無縁だと思ってたのに!胃カメラの事を考えるとそれだけで胃が悪くなるような恐怖の3日間を過ごしとうとうその時がやって来た。名前を呼ばれて処置室へ。じわじわ迫りつつある恐怖にもうよいオトナでもなんでも構わないから嫌だぁ、やめるぅと泣き叫んでやろうかと逸る気持ちを理性でなんとか抑え手足は小刻みに震え、悲壮感いっぱいな顔で恐怖におののく私。大きな胃カメラの黒い管をみた途端にガラガラと理性は崩れ落ち私の口がこう言い放った。「せ、せ、せんせぇい・・・。私やっぱり無理ですぅ・・・」なのに先生モノともせずに「5分ほど“げーーーっ”てなるだけや。すぐ終わるすぐ終わる」・・・・・・・恐怖心が強すぎちゃったのかしらー?いざ終わってみたら涙一粒こぼれてなかった。管が胃に入ってるような感覚はあったんだけど怖くて怖くて目はつぶりっぱなしだったし息するだけで精一杯だったように思う。。。息しなきゃ、息しなきゃって。。。先生が上手だったのかしらー?もう二度とやりたくないけどもし、もしもよ、またアレをやらなきゃならなくなるようなことがもしかしてもしかしてもしももしもやって来たならばやっぱりこの先生にお願いしようと密かに心に決めている。