頭痛が痛い

男「こんな嵐じゃ、テントの外にも出られそうにないですね、エリーカ様」

エリーカ様「そうね。せっかく二人きりで日食旅行に来たのに…」

男「あっ。なんか外が暗くなってきましたよ。」

エリーカ様「本当だわ。真っ暗じゃない。ちょっと、懐中電灯は？」

男「持って来てませんよ。こんなこと予想外なんで」

エリーカ様「用意が悪い男ね。」

男「じゃあ、懐中じゃなくて怪獣はどうですか？」

エリーカ様「は？」

男「真っ暗なテントの中、男と女が二人きり……男は怪獣になるしかないでしょ！！

　　俺のサンがムーンムーンしてきたぜ！」

エリーカ様「キャーッ！食べられるっ！日食ならぬエリーカ食！誰か～」

男「６分４０秒の今世紀最長の天体ショーの始まりだぜっ！いつもは３分だけどなっ！」

エリーカ様「私のダイアモンドリングの中に入って来ないでっ！」

男「黙ってこれでもつけろ！」

エリーカ様「これって…日食レンズ！？日食レンズプレイなのね！？」

男「俺のロケットには日食レンズはつけないけどなっ！へっへっへ」

エリーカ様「ああっ！マントルまで入ってくるっ！地殻変動だわっ！」

男「このやわらかい２つのお星さまもいただいちゃうぜっ」

エリーカ様「ああんっ！腰が勝手に動いちゃう！自転しちゃうっ！」

男「もうだめだ！！俺のアポロ１９１９号が着陸するぞっ！！！」

エリーカ様「あぁーーっ！！ビッグバーーーーーーーーーーーーーーンッ！！！！！」




























Ｑ、日食の話題をするにはちょっと遅くありませんすか？

Ａ、「別に…」（←これも古い）
























僧侶「水金地火木土天海、水金地火木土天海…」























～太陽高校野球部のマラソン～







太陽「おい木星と土星！なんだそのチャラチャラした格好は！」

木星・土星「マイナスイオンが出るらしいっすよ、このわっか。太陽監督もどうっすか？」

太陽「バカヤロウ！俺がそんなもんつけても一瞬にして燃え尽きるだけだわ！

　　　あとマイナスイオンの効果を未だに信じてるの日本人だけらしいぞ！」

木星・土星「マジっすか。てか俺ら日本人だったんすか」
















太陽「おい冥王星！お前だけなんでみんなと違うコース走ってんだ！」

冥王星「す、すいません！よそ見して走ってました」

太陽「あと、なんで海王星を抜いたり抜かなかったりするんだ！位置は決まってるはずだろ！」

冥王星「す、すいません！すぐに疲れちゃって…」

太陽「もういい、お前は退部だ！」

冥王星「そ、そんなぁ～」














地球「はぁ…はぁ…ｺﾞﾎｯ!ｸﾞﾊｯ!」

太陽「地球！大丈夫か！」

地球「なんか…体が暑いです…」

太陽「大変だ！地球の中の人間ウイルスが暴れだした！抗生物質である植物も減ってやがる！」

地球「はぁ…はぁ…ｾﾞﾆｯ!ｹﾞﾊﾞｯ!」

太陽「顔色が真っ青じゃねえか！」

地球「…それはいつもです…」

太陽「だめだ！体内のＣＯ２濃度が致死量に達している！このままでは…」

地球「はぁ…はぁ…監督……俺の息子の…月のこと……頼みましたよ……ｶﾞｸｯ」

太陽「地球ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ！！！！！！」
















こうして太陽高校野球部のエースのアースは、息を引き取った。

享年　約６０億歳

死因　人間ウイルスの急増による体温上昇








ちなみにこの人間ウイルス。

一度かかってしまうと脅威の繁殖力で体内を蝕み、

自身が全滅するまでＣＯ２を排出し続ける。

ワクチンはまだ見つかっておらず、

最新の医療でも食い止めることは困難。

史上最恐のウイルスである。














ああ、おそろし。













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