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今日は何か特別な日らしい。 なんとかタインデーといって、 女性が思いを寄せる男性にチョコレイトなるものを送る、という習慣が、 庶民の間で流行ってるようだ。 まあ、その辺の庶民とは全く別の世界で暮らしている私には関係の無いことだ。 …ネットという別の世界でね! とは言っても、普通に暮らしていれば嫌でも意識するわけで。 中学、高校時代はその日が来るたびにソワソワしたわけで。 登校前 「まあどうせ例年のように貰えないんだろうな~。 いやでももしかしたら奇跡が起こるかもしれない。 よし学校に行こうその奇跡を信じて!!」 昼休み 「よし昼休みが来た…午前中は貰える気配すらなかったが、 チョコを渡すと言ったらやっぱ昼休みだろ! さあ女子よ、我に群がるのだ!! ほら恥ずかしがらずに!!僕に早くそのチョコを渡sキーンコーンカーンコーン 放課後 「やっぱり本命チョコと言ったら放課後が定番だよね! いつもだったらホームルーム終わったら一瞬で帰るけど、 今日はクールに机に座って勉強だぜ! 一人ぼっちで勉強してるのは友達がいないとかそうゆうのじゃなくて、 君たちWOMENが僕に近寄りやすくするための優しい配慮なんだぜ! うーんなかなか来ないなぁー恥ずかしいのかな? もう放課後一時間半くらいたつけどもうちょい待ってあげようかな! おっ!俺の机に誰かが近づく気配が!! やっと勇気を出してくれたかシャイガール!! ここはあえて気づかない振りをして、 相手から声をかけてくるのを待つのがカッコEよね! さあ僕のファンクラブ会員一号はどんなプリティウーマンなのかな?ワクワクドキドキ」 警備員のおっさん「下校時間とっくに過ぎてるぞぉ。はよ帰れぇ」 その警備員のおっさんの肌は、 見事なまでのチョコレートブラウンだった。 ランキング その日から俺は、 その警備員のおっさんのことを 「Mr.バレンタイン」 と呼ぶことにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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