ブァルガ国民祭について
都会の野菜は高いので、実家から野菜を送ってもらうことがあります。宅急便で。まあ、本当は手投げでポーイって送ってもらえれば手っ取り早いんですが、なんせ大分県と神奈川県の間ですので、僕の両親の肩では少し厳しいです。父親が学生時代に野球部に所属していればまだ希望はあったのですが、ソフトテニス部だったので、ちょっと無理です。野菜を送ってもらうのはいいのですが、最近ちょっと料理をするのを怠っていまして、野菜を放置していたんです。ま、いつかカレー作ればいいや。とか思って、ダンボールに放置していたんですよ。一か月ぐらい。そして昨日、部屋を片付けてるときにそのダンボールの中身を整理しようとしたんですが、まあ、地獄だった。新聞紙にくるんでいて、目につかなかったし匂いもしなかったので全く気づかなかったのですが、もう、腐りきってた。まず、人参から汁が出てた。えっ!?人参から汁って出るの!?って思ったけど、出てた。ジャガイモからは立派な角のごとく芽が育っていて奈良に生息する鹿と見間違えたぐらいだし、キャベツとか最悪だった。キャベツを包んでいる新聞紙を開けた瞬間、小バエが3, 4匹ヒュンヒュンと飛び立ちましたし。「解散!」って監督に言われたのかのような、元気の良い飛び出しでした。びっくりしすぎてね、「いたのかよっ!」って叫びながら飛び退きましたね。「うわっ!」とか「ギャー!」じゃなくて、「いたのかよっ!」ですからね。驚きのレベルがお察しできると思います。もう、新聞紙に包んだまま、キャベツの全体像を見ることなくビニールに包んで捨てました。僕が今回のベジヘル(※1)で学んだことは、ベジハヤクエ(※2)ということと、コバシブテェ(※3)ということです。みなさんも、気をつけてね。※1…ベジタブル・ヘルの略。いわゆる野菜地獄。放置した野菜が腐りまくって、目も当てられなくなった状態を指す。※2…野菜はできるだけ早く食べましょう、という意味のブァルガ語。守らないとブァルガ国王に前歯を4回デコピンされる。※3…ブァルガ国で古くから言い伝えられていることわざで、「コバエはキンチョールでもなかなか死なない」という意。年に2回行われるブァルガ国民祭では、国民は先祖の墓に向かって側転しながらこの言葉を叫ぶという習慣がある。↑6/1 23:24現在55位です。クリックありがとう