カテゴリ:本紹介
トマトのひみつ ぼくはトマト。ぼくたちの畑に夏が来た。おいしい実をたくさんつくるぞ。トマトの目を通して、クモやハチなど夏の自然の様子を生き生きと描いた写真絵本。 トマトって、独特のにおいをもっていますね。あのにおいは、何のためにあるのでしょうか? トマト畑に若いクモが巣をはりました。ところがいくら待っても、獲物の昆虫はやって来ません。ある日、またままぎれこんできた虫が、トマトの茎の毛に触れたとたん、猛烈なにおいがして、あわてて逃げていってしまいました。トマトのあの特有なにおいって、昆虫たちの食害から実を守るための自衛手段でした。そうか! やっと、トマトの秘密に気がついたクモは……。 夏のトマト畑で、植物と昆虫のドラマがいきいきと展開します。強い太陽の光のもと、トマトのにおいや昆虫の羽音までも聞こえてきそうな写真は、いきものたちの生命の輝きを伝えます。 昆虫写真家、自然ジャーナリストとして、昆虫の共生や環境とのかかわりかた、共進化の問題などをテーマに本づくりをしている山口進さんの作品です。 ようこそ、良質の絵本と積木 「ほるぷちびちびクラブ」 へ! 赤ちゃんからの良書なら「ほるぷ」こども図書館がおすすめです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.19 06:29:52
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