カテゴリ:本紹介
よわいかみつよいかたち新版 はがきを切ったり、折ったりして、弱い紙でも形を工夫すると強くなる。力学の原理を教える。 寝かせた2冊の本にはがきを橋のように架け渡し、真ん中に10円玉を1枚ずつ載せていく。はがきの橋はすぐに折れてしまうが、「く」の字に折ったり「コ」の字に折ったりすると、信じられないほど強くなっていく……。 こうした実験から、物の強さは形によって変わることを実証してゆく絵本。その理由は説明されていないが、自分で実験してみれば、理由も原理も体を通じて染み込んでくる。 もう1つ心に響くのは、末尾の絵。そうした工夫がビルの鉄骨などに生かされている様子がパノラマ風に描かれている。科学技術の最先端は、誰にでもできる実験の延長にある。科学は選ばれた人だけのものではない。著者はそう伝えたかったのではないだろうか。(柳田理科雄 空想科学読本 著者) 大人も感動する絵本です。子供の時に出会いたかったと本気で思います。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.19 20:44:40
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