カテゴリ:本紹介
おじいちゃんがおばけになったわけ 死んじゃったはずのおじいちゃんが夜になって、エリックのところへやってきました。だけど、なんだかちょっとヘン…。大切だけど、ちいさな子には少しむずかしいことを、じいじとのユーモアたっぷりの会話から理解していくエリックの姿が心に沁みるデンマークの絵本。 大好きな「じいじ」が突然死んじゃった!死んだらどうなるの?ママに聞いたら「天国へ行くのよ。」パパに聞いたら「土になるんだ。」 なんかぴんと来ないな・・・。と、思っていたら夜になって死んじゃったはずのじいじが僕の部屋にいる。なんで?おばけ? 本によると「この世に忘れ物がある人はおばけになる」と書いてあるよ。じいじ、何か忘れている事があるんじゃないの?二人で一生懸命考えます。忘れていたのは・・・。 「死」がテーマになっているのになんともユニークで愛らしいお話なんです。特におばけになってしまった(!?)じいじの所在なさげな立ち姿が可愛い。こんな絵本なら小さな子供でも一緒に、何となく身近に「死」について考えたりできるかもしれません。大切なこともきちんと描かれてます。そして、私達大人は最後のシーンでじんわり込み上げてきてしまうのです。なんでも作者のK・F・オーカソンは映画の脚本家としても活躍しているとか。さすがです。 ようこそ、良質の絵本と積木 「ほるぷちびちびクラブ」 へ! 赤ちゃんからの良書なら「ほるぷ」こども図書館がおすすめです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.26 07:01:04
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