カテゴリ:本紹介
職場の同僚、アメリカ人のBさんが娘のために貸してくれた絵本。 「かいじゅうたちのいるところ」を思わせるようなストーリーでした。 闇への恐怖という子供の心理をユーモラスに描いた作品。本作品の「おしいれ」とは、洋服や靴・帽子、おもちゃなどをしまう「クローゼット(衣装部屋)」のこと。おしいれの闇からおばけが出てきそう……という不気味な気配は、薄暗い印象の3色使いのイラストからたっぷりと伝わってきます。おばけの出現を心配する男の子の対処ぶりは、多くの子供たちが共感するところでしょう。細かなペン画のイラストには写実性があり、男の子やおばけの顔は迫真の表情です。怖いもの見たさの心理で読み進めていくと、後半、意外な展開が待ち受けます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.15 19:21:59
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