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テーマ:政治について(20249)
カテゴリ:谷垣禎一政調会長
谷垣禎一財務相(→写真)は7月21日、9月20日の自民党総裁選に向けて7月27日午後に記者会見を開き、出馬の正式表明を行う方針を固めた。21日夜、都内で開かれた川崎二郎厚生労働相ら谷垣派の幹部会で協議し、谷垣氏がこうした意向を伝えた。
谷垣氏は27日の谷垣派総会で出馬を正式表明し、記者会見を行う予定。その中で総裁選で訴える政策を示す。政権構想については概要を示すにとどめ、全容は候補者が出そろった段階で発表する考え。 谷垣氏は、報道各社の世論調査の支持率で、安倍晋三官房長官に大幅にリードされている。先行して出馬表明することで、総裁候補として存在感をアピールし「反転攻勢」(側近議員)への足掛かりとする狙いがありそうだ。 また谷垣氏は靖国神社参拝に関し「以前から戦略的あいまいさが必要だと言ってきたが、当面は控える」と述べており、首相に就任した場合には参拝しない考え。ポスト小泉の有力候補で首相の参拝に理解を示す安倍晋三官房長官との違いを鮮明にする狙いがあるとみられる。出馬見送りの福田康夫元官房長官を支持していた勢力を取り込む思惑もありそうだ。 谷垣派は出馬に必要な推薦人20人のうち、自派以外に7人の議員を確保する必要があるが、幹部は「問題ない」と自信を示す。8月から高知県を皮切りに積極的に「地方行脚」を展開する。 財務相という重要ポストにありながら、谷垣氏の知名度は低い。他の候補に先行して表明することは一定の効果が期待できるはずだ。支持率のアップも見込める。圧倒的に優位な安倍官房長官に逆転するために、どのような作戦を展開するのか。今後の彼の動きに注目したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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