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テーマ:政治について(20249)
カテゴリ:額賀福志郎財務相
福田康夫元官房長官が自民党総裁選への不出馬を決めたことにより、安倍晋三官房長官が優勢になった事態を踏まえ、安倍氏に距離を置く党内勢力は7月22日、新たな候補擁立を含む対応の見直しに入った。
党内第2派閥の津島派では、福田氏の受け皿候補として額賀福志郎防衛庁長官(→写真)の出馬論が浮上。また、与謝野馨経済財政担当相の擁立を目指す動きも出ている。ただ、福田氏に出馬を促したような派閥横断的な広がりになるか微妙で、既に出馬の意向を示した麻生太郎外相、谷垣禎一財務相は、福田氏支持勢力の取り込みに全力を挙げる。さらに、安倍官房長官の優位は動かないとみられており、むしろ投票での2位争いの要素が濃い。 額賀氏は7月20日夜、同派事務総長の船田元・元経済企画庁長官と会談し、「状況が許せば、総裁選に出たい」と出馬に意欲を示した。ただ、「もう少し様子を見たい」とも述べたといい、福田氏の不出馬による影響や、派内の一部にある安倍氏支持の動きなどを踏まえた上で最終判断する見通しだ。しかし、額賀氏の出馬意欲は「総裁選で安倍氏に次ぐ第2位につけ、幹事長ポストを獲得する思惑」(同派幹部)との見方もある。 一方、同派出身の久間章生総務会長は7月22日、新潟市内で「最終的に額賀氏がどう判断するかだ」と記者団に語り、額賀氏出馬に改めて慎重姿勢を示した。額賀氏が出馬した場合、若手の一部が安倍氏支持に回り分裂状態となることへの警戒感があるとみられる。同派のキーマン、青木幹雄参院議員会長は「まず衆院側が額賀氏擁立でまとまるかどうかだ。出るなら、それなりの票が取れなければいけない」と周辺に語り、安倍氏に次ぐ2位確保の見通しが前提との考えを示している。 津島派は、中堅・若手から額賀氏擁立論が強まりつつあり、額賀氏が7月25日に所属議員と対応を協議する。ただ、同派の半数近くの参院議員をまとめる青木幹雄参院議員会長が慎重な立場とされ、同派出身の久間章生総務会長も7月22日、「官房長官、外相、防衛庁長官が外交、安全保障で論争するのは国益にかなわない」と消極的な姿勢を示した。額賀氏は近く青木氏とも会談する方向だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.23 15:15:15
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