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2006.08.12
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カテゴリ:安倍晋三前首相
 安倍晋三官房長官は8月12日、地元・山口県下関市での後援会主催の「激励する会」で、来月の自民党総裁選について「しっかりとした志をもって頑張りたい。改革の炎を絶やしてはならない」と述べ、出馬の意向を表明した。「ポスト小泉」レースは派閥の枠を超えて支持を集める安倍氏独走の流れが加速しているが、このまま「総主流派体制」が築かれることは安倍政権の“危うさ”にもつながりかねない。党運営や政策で安倍カラーをどこまで出せるか。安倍氏の真の戦いは「総裁選後」に待ち受けている。

戦いがパワーの源泉
 安倍氏は来月1日に記者会見し、憲法改正などを柱にした政権構想を発表する。総裁選は谷垣禎一財務相、麻生太郎外相との三つどもえになる見通しだが、実際は「安倍氏が全党的な支持を得たことですでに勝負は決まった」(森派幹部)との見方が支配的だ。
 
 しかし、安倍氏は8月8日夜、自身を支持する中堅・若手議員による「88会」との会合で、こう漏らしている。
 
 「小泉さんは故橋本龍太郎元首相への挑戦者として総裁選に出た。私は立場が違う。年少にもかかわらず『守り』の立場にある」
 
 平成13年の総裁選で小泉純一郎首相は当時の最大派閥・橋本派の領袖だった橋本氏に真っ向から挑み、総裁選を制した。これが小泉首相の政治パワーの源泉となった。

 逆の例もある。1987(昭和62)年、中曽根康弘首相(当時)の後継に意欲的だった安倍氏の亡父、晋太郎元官房長官は、中曽根氏に後継指名された故竹下登氏との戦いを避けた。党幹事長ポストを受けて政権の総主流派体制を演出したが、党の活力を弱めた側面もあった。晋太郎氏は病で倒れ頂点に立つことはなかった。

 その「亡父の志を受け継ぐ」と語る安倍氏は、また、「戦って勝った首相の強さ」を間近に見てきた一人でもあり、「独走」の悩みも深い。

 事実、雪崩を打って安倍支持に向かう党内では早くも、「挙党態勢」を大義名分にポスト争いの動きが始まっている。党内には「『後見人』を自称するベテラン議員が増え、党運営で注文をつけるだろう」(中堅)との声が出ている。

 かといって、安倍氏が、人事などで党内バランスを重視する旧来型の政治手法に戻れば国民の支持が離れる恐れがあるとのジレンマもある。

小泉流踏襲は難しく
 「安倍支持」一色に染まる党内情勢は政策運営にも影を落とす。安倍氏は8月12日、「改革路線の継承」を改めて明言したが、抵抗勢力との対決を演出しつつ、トップダウン方式で改革を押し通した「小泉流」の踏襲は実際は難しそうだ。

 まず内政面では、消費税率引き上げ問題が眼前に控える。「来夏の参院選をにらみ、上げ幅や時期をめぐり党内が大混乱する」(閣僚経験者)事態が予想される。消費税問題と表裏一体の歳出改革も、既得権に固執する省庁と族議員が息を吹き返して抵抗に出てくる可能性がある。

 さらに、小泉首相の靖国神社参拝を理由に途絶える中国、韓国との首脳外交再開など対アジア外交のあり方でも、「総主流派」の中でのカジ取りは容易ではない。

 「親中派」といわれる古賀誠元幹事長や二階俊博経済産業相ら、安倍氏支持をにじませる有力議員の中には「対中強硬の安倍氏の外交路線とはそもそも肌が合わない」とされる議員も多い。「安倍氏が党内融和に配慮し、理不尽に中韓に屈する姿勢をみせれば政権はすぐに失速する」(森派中堅)との指摘もある。

 「みんなが『勝ち馬』意識でぶら下がっているだけ。来年夏の参院選に惨敗すれば手のひらを返したように安倍氏から離れていく」。津島派中堅議員は冷ややかだ。首相周辺も「安倍氏が全員野球をやったらおしまいだ」と発言、安倍氏の前途が平坦(へいたん)ではないことをうかがわせている。

◆◇安倍氏の発言の要旨◇◆
~8月12日、地元・下関、長門両市で~
 小泉政権の5年間で日本は立ち直った。「改革なくして成長なし」とのスローガンを掲げ、強い意志で改革を貫徹してきた。私たちが進めてきた改革は決して間違っていない。改革の炎は絶やしてはいけない。このたいまつを私たちは受け継いでいかなければいけない。

 だが、改革には痛みが伴う。格差を感じる人がいるのも事実。人間は病気をすることも、うまくいかなくて生活基盤を失うこともある。セーフティーネットをさらに安心なものにしていかなければならない。年金や医療、介護保険、生活保護をさらに見直し、持続可能なものにしていかなければいけない。

 課せられた宿題はたくさんある。そろそろ私たち戦後世代が責任を担っていく気概を持つときがやってきた。戦前、戦中生まれの鍛えられたみなさん、地域や国のために貢献したいという熱意にあふれる若い人たちとともに、国づくりに大きく一歩、踏み出していかなければいけない。

 私は13年前の(衆院選に)初当選のときに「おやじ(安倍晋太郎元官房長官)の志を受け継いでいく」と宣言した。しっかりと志を持ってがんばっていきたい。9月の早い時期にはこの志を国民に説明する。

 長州は7人の首相が日本のかじとりを担った。私も伝統ある長州出身の政治家として命がけでがんばっていく決意だ。吉田松陰の言葉に「士たる者、その志を立たざるべからず。それ志ある所、気もまた従う」というのがある。侍は志を持たなければいけない。志がしっかりとしていれば、やる気も気力もついてくるということだ。





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最終更新日  2006.08.15 17:37:03
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