「反安倍勢力」がアジア外交研究会結成へ

2006.08.18

「反安倍勢力」がアジア外交研究会結成へ

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テーマ：政治について(20040)

　自民党山崎派の山崎拓、無派閥の加藤紘一、津島派の船田元の各氏ら10人が8月18日午前、都内のホテルで会談し、派閥横断の勉強会「アジア外交ビジョン研究会」（仮称）の発足で一致した。24日の発起人会で設立総会の日程などを詰め、来月の総裁選後に本格的に活動を始める。

　研究会は「アジア外交の立て直し」を掲げて活動する。対中強硬派で「ポスト小泉」最有力候補である安倍晋三官房長官を牽制し、総裁選後に安倍氏と距離を置く党内勢力の受け皿とする思惑がありそうだ。

　18日の会合では出席者から安倍氏の外交姿勢を懸念する声が相次いだ。加藤氏は記者団に「安倍政権ではアジア外交立て直しができない恐れがあるという基本認識だ」と語った。

　このような動きに対して同派離脱中の武部勤幹事長は「総裁選が終わる前から足を引っ張るような特異な動きだ。不純で理解できず、党内の支持は得られない」と批判。「実力者らしく若い人をもり立ててほしい」と自重を求めた。

　会合には山崎氏らのほか津島派の後藤田正純、竹下亘、山崎派の保岡興治、野田毅、渡海紀三朗、谷垣派の中谷元、加納時男各氏が出席。研究会の正式発足に向け他派閥を含む全議員に参加を呼び掛ける。

　ところで、武部氏の発言はどうも筋が通っていないように感じる。

　この動きのどこが「足を引っ張るような特異な動き」なのだろう。結局は「反安倍」勢力を愚弄したいだけなのではないだろうか。むしろ武部氏の発言の方が常識的に考えて不純で理解できない。

　武部氏は小泉首相の「偉大なるイエスマン」を自任しているようだが、上司の意見に迎合していていいのだろうか。もっと武部氏自身の考えを積極的に述べてほしいものだ。

　そもそも幹事長に抜擢されたのはなぜなのか、武部氏自身は分かっているのだろうか。

　要するに、小泉首相の傀儡にされているということだ。小泉政権が幕を閉じれば彼は確実に居場所を失うであろう。

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最終更新日 2006.08.20 06:30:30
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