三一太福

　本日は2種類の大きなニュースがありました。

　一方は重要なニュース、もう一方は許せないニュースです。

　前者は安倍官房長官の自民党総裁選への正式な出馬表明、後者は岐阜県庁の裏金が17億円にのぼるとの調査結果が発表されたことです。

　実は私は翌日の新聞の1面で大きく扱われるのは前者の方だと思っていました。

　しかし、予想とは裏腹に後者の方だったのですよね。

　みなさんもぜひ確認してみてください。

　特に岐阜以外の地元紙はどうなのでしょうか？

　プロフィールをご覧くださった方々はお分かりかと思いますが、実は私は岐阜県民なのです…。

　私が購読している新聞は地元紙ですので、後者の方が大きく扱われるのも当然かと納得できたのですが、気になってコンビニへ出向いて全国紙を見てみると、何とそちらも後者の方が大きな扱いだったのです。

　驚いたと同時に、岐阜県民としての恥ずかしさというものも感じました。

　ちなみに、そのうちの朝日新聞と毎日新聞を衝動買いしました(笑)。



　裏金問題の解明を見送った梶原前知事ですが、私は彼を1度だけ見たことがあります。

　梶原前知事は昨年、現在の古田知事を後継指名して引退した訳ですが、この古田知事も1度だけ見たことがあります。

　ちょうど初登庁の日でした。

　偶然に見ることができた訳ではなく、見ようと思って県庁まで出向いたのです。

　多くの県職員の歓迎を受けながら県庁に入るところを見たのですが、今思えばその職員の中にも裏金づくりに関与していた人物がいた可能性があるのでしょうね。

　梶原前知事のトップとしての責任は重いのですから、彼の「逮捕」も十分あり得ます。

　果たしてどうなるのでしょう？

　今後の展開を見守りたいと思います。

　なお、今回の裏金問題に関してより詳しくお知りになりたい方々のために最新ニュース集をご用意いたしましたのでこちらからご覧ください。

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　さて、もう一方のニュース、自民党総裁選の話に移ります。

　世論調査では谷垣財務相に比べ安倍官房長官の方が圧倒的に高い支持があります。

　しかし、出馬を正式に表明した翌日のそれぞれの新聞の1面は、谷垣氏の方が大きな扱いでした。

　普通だったら逆のはずです。

　にもかかわらずこのようになったのはなぜでしょう？

　谷垣氏が出馬表明した日はたまたま他に大きなニュースがなかったから？

　安倍氏の出馬表明は暗黙の了解で、次期首相になるのは確実だろうから、あえて大きく扱う必要はない。それよりはむしろ岐阜県庁の裏金問題の方が深刻で、そちらを大きく扱いたかったから？

　新聞の1面からマスコミの真意を探ろうとしている今日このごろです。