居酒屋こはる

少し前

友人がーイヤ、この時点で　友人と認識した事自体間違ってたのだけれど・・

　かなり落ち込んでいた

環境が激変し（もちろんそれはその人の意思によってだけど）

その変化に心が追い付かず、加えて激務が待ち構えていて

最初、愚痴を聞いた

ただ何も言わず聞く事が最良だと思ったので

だまって聞いた

そして

励ましたり、同情したり　

それこそ、「励ます会」（飲み会ね・・）を開いたり

環境は変わらなかったけれど

愚痴をこぼせる場所がある事は　多少なりともガス抜きとなるだろう、と

黙って聞き続けた

メール・電話

もちろん、こちらの都合はお構いなしだったけど

当時、私は抱えるモノが無かったので、気持ちに余裕があったのだろうなぁ～

聞き続けた

でも、愚痴は減るどころか際限なく続き

疲れた、疲れた　と連発する

厄介な一日が終われば　疲れた、休みたい・・と

深夜でもメールが入る

私は枕元に携帯を置いて眠る

目覚ましの役割もあるし、仕事の電話が入る事もあるから

で、寝つきが悪く　ちょっとした物音でも起きてしまい

その後　絶対眠れない私

さすがにこの深夜のメールには閉口し

翌日、思い切って告げた

「貴方は貴方の辛さを私に投げかける　それは構わない

けれども、私にも私の暮らしがある　この時間のメールは

あんまりじゃない？」

「ごめんなさい、読むのは翌朝かと思った

もう　迷惑かけない」

そして

メールも電話もそれきり途切れた

何なのだろう・・これって

私は全てを切るつもりはなかったし、少し人を想い遣る気持ちを持って欲しい

そう、言いたかっただけなんだけど・・・

その人の気持ちを受け入れて

心に寄り添って

合わせて

そうする事が優しさだと想ったのは

ただの自己満足だったのかもしれない

きちんと　突き放す時は突き放し

自分の気持ちも　もっと早い段階で伝えていれば良かったのかな

ただ、私は　途切れたこの関係を　惜しんでいる訳じゃない

あの言葉は　言って良かった、と想っている

優しさって

難しい

人に優しくするって　簡単じゃないね

自分では優しさだと想っていても

一歩間違えば　

それはただの思い上がりであり、その行為はもの凄く　傲慢だ