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少しだけ、シネマトーク以外のお話。。。
理想と現実とはかけ離れたものであると思いながらその差を少しでも埋める事が出きるならと誰もがあえぎながら日々生活していると思いますが、医療従事者のシネマバカにとって何が善で何が悪なのか分からなくなる時があります。 今日はある患者様からこんな事を言われましたのでアップしますね。 「腫瘍が見つかったの。悪性かどうか検査しますからあっちに行って指示通りに検査してくださいって事務的に言われちゃった」 「不愉快な思いをさせちゃいましたね。同じ医療人として申し訳ありません」 「確かに冷たい言い方だったけど。でもね。。。いちいち医者が患者の病態に反応してたら仕事にならないでしょ。ちょっとほっとしている自分もいるのよ。悪性なら悪性でずばっと言ってもらった方が残りの人生の設計がしやすいからね。。。」 この患者さんは25年間難病と闘ってきました。ゴールの見えない人生に疲れ果てたのかもしれません。かける言葉が見つかりませんでしたが、「受け入れる」準備は出来ているようでした。 仕事が終わって夕飯の支度を終え、相方と食卓を囲みながら残りの人生について真面目に話しちゃいました。 。。。で、結論はこうです。 「肉体は死に近づいていくも、精神は完成に向かっていく。。。」と。。。 あ~今日のシネマバカは詩人だなぁ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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