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テーマ:映画館で観た映画(8571)
カテゴリ:TV・映画・書籍・音楽・アート
遅ればせながら「レッドクリフ」を観てきました。
いやー 壮大だった! なんで日本公開時の映画タイトルを「赤壁」にしないのか、とかいう話があるようですが あれは単に 「邦画とかアジア映画じゃなくて、ハリウッド超大作っぽく宣伝したらヒットするんじゃないの?」 っていう意図でそうしてるような気がします。 観るとわかります。そんなところを目指してる雰囲気。 まさに「超大作」! 「歴史的に云々」「三国志の筋として云々」という文句はさておき、豪華でスケールのでっかいエンターティメントとして堪能したもん勝ちな映画です。 三国志というと、私が最初に読んだのは横山光輝のコミックスでした。 横山光輝「三国志」大百科 なので脳内初期キャラ設定はコレで。 それから吉川英治。 (なんてことだ!楽天ブックスで売ってないじゃないか!ダメじゃん!!) 日本人の「三国志」のイメージって、ほぼこの2作でできあがってる感じ。 つまり、主人公は劉備・関羽・張飛の3人組で、「桃園の誓い」から「死せる孔明、生ける仲達を走らす」までの物語。 NHKの人形劇「三国志」(これも好きだった!)も、そういう話でした。 [[[ ポイント10倍★1/26(AM9:59)まで ]]]DVD/NHK人形劇 三国志 Aセット DVD5枚組(1~5巻・全20話) この映画の主人公は、周瑜と孔明。 そう この孔明が、ワタシ的この作品最大の収穫です。 金城武 as 諸葛亮孔明。 孔明ひとり白い衣を着ているので、目立ちます。(まあ、主人公なので) 金城武はスラッと背が高いので、立ち姿が涼やか。 周瑜に「季節じゃないのに、どうして扇子をいつも持っているのか」と聞かれ 「常に冷静を保っていられるように」と答えた孔明。 「イ尓不像是個不冷静的人」(君が冷静を失うような人だとは思えない) と周瑜に言われて ちょっと片眉を上げ、目を伏せてわずかに微笑む表情がもう…… かっ かっっっこいいーーーーーーーーーーーっ! 「新選組!」の山南スマイルにも匹敵する殺傷力です。 金城武は俳優として微妙だとか思ってて、たいへん申し訳ありませんでした。 ホントにイイです、金城の孔明。スマートで理知的で、冷静で。 羽の扇を弄ぶ様子も、衣を翻す立居振舞も、素敵過ぎる……。 キャラ萌えってこういうのを言うんでしょうか。 もうすっかり孔明のトリコです。 孔明を堪能したいがためにDVD買いたい……。 私の脳は暗黒面に堕ちちゃったのかもしれない(笑)。 それにひきかえ周瑜は、うーん。イメージと違うー。 「美周郎」じゃないんか? ああ、いやもちろんトニー・レオンがイケメンじゃないというワケでは全然ないのですが……。 なんていいうかもっと美形の……もちろんトニー・レオンも充分かっこいいですけど…… 何墓穴掘ってんだ私(笑)。 まあ、金城孔明が優男なので、周瑜があんな感じで、ペアとしてバランスがとれてる、ということなのかなぁ。 他のキャラもとてもいいです。 劉備は、なんていうか「町工場のおっちゃん」的な(笑)。 でもそこが皆に親しまれ、慕われる所以なんだろうな、と思わせて、いい感じ。 関羽・張飛は、もう物語の世界からそのまま飛び出してきたような、そのまんま。すげー! 戦闘シーンで、武器を構えてスラリと立つ関羽は、まさに掛軸の絵みたいに、関羽そのもの。 張飛は、「がおーー」って素手で兵士をバシバシ薙ぎ倒してたし(笑)。 私のお気に入りキャラの趙雲は、柴犬っぽい忠義な風貌がとてもグー。 長坂坡の戦いで、阿斗を抱いて敵陣の真っ只中を突っ切る、あの有名なシーンがすっごく良い感じで満足。 孫権は、目つきが鋭くて、キリッとして、若い織田信長って感じ。 この役は、当初、渡辺謙で検討されてたと聞きました。なるほどねー。 中村師童は架空キャラっぽい(甘寧がベース?)。スパルタの将兵みたいなイメージで、戦闘力が高くて、すごい存在感です。あの殺気立った攻撃的な目! 合戦シーンなんて、もう何だこりゃっていうくらいアクロバティックでかっこいい。 たぶん2のクライマックスでカッコ良く死にそうな予感。 惜しむらくは黄蓋(「苦肉の策」の人)。あんまり爺さん顔じゃない……。 横山三国志だと、かなりな爺さんに描いてあるので、私の脳内イメージはもっと爺さんなんです。 パート2で沢山出番がある予定のキャラ。 林志玲の小喬は、すっごく美人でエロくていいんだけど、あのラブシーンは不要かな。 観客サービス?スポンサーの意向? 戦闘シーンもすごく良かったです。 八卦の陣の実写版なんて初めて観ました。大迫力です。 この調子でいくと「パート2」の連環の計シーンがどれだけスゴくなるか、超楽しみ。 あっ!そうそう、ジョン・ウーと言えばスローモーションと鳩と二丁拳銃なのですが 白鳩は、しっかり出てました。孔明の伝書鳩。ラストで飛びます。 ラストの大迫力の俯瞰は、その鳩の目線イメージです。 今回はさすがに拳銃は時代的に無理でしょう、と思っていたら 代わりに、二刀流の戦闘シーン(By趙雲)がちゃんとありました。こだわるなあ。 お話が盛り上がって、さあいよいよ!っていう、すっごくいいところで「ここで時間となりました、この続きはまた次回!」と講談のごとく(笑)終わられてしまったので、ものすごい欲求不満状態です。 早くパート2、観たい! っていうか、パート1も尺の関係で泣く泣くカットしたシーンがすごく多そうです。 DVDは、何枚組になってもいいので、是非ディレクターズカット版を出してください。マジお願いします。 レッドクリフ Part1 Collectors Edition(初回生産限定) レッドクリフ公式ビジュアルBOOK レッドクリフ Part1 オリジナル・サウンドトラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 26, 2009 06:21:55 PM
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