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【送料無料】運命のオーラに包まれて [ アマンダ・クイック ] アーケインソサエティシリーズは、現代もの(「霧に包まれた街」など)はけっこう読んだが、ヒストリカルは、初めてだ。 いつも思うのだが、アマンダ・クイック(ジェイン・アン・クレンツ)は、歴史・現代・未来どれを書いても、雰囲気が変わらない。 だから、安心して読めるわけでもあるのだが。 時は、ヴィクトリア朝後期。女性写真家のヴェネシアは、アーケインソサエティからの依頼で、収集品の写真撮影を人里離れたアーケインハウスで行うことになった。組織の一員ゲイブリエルが撮影に付き合っていたが、二人が一夜を共にした矢先、何者かの手によって、アーケインハウスが襲われる。やがて、ゲイブリエルの死亡記事が新聞に出ていることをヴェネシアは知る。折りしも、ロンドンで新しい写真店を開業することになっており、ゲイブリエル・ジョーンズの死を秘かに悼みながら、自らミセス・ジョーンズと名乗ることにする。ところが、ゲイブリエルは生きていて、ヴェネシア共々、何者かに狙われることになってしまう。 面白く読めた。 超能力にはあまり興味がないのだが、物語のスパイスとしてはいいと思う。 ヴェネシアは、父親の死をきっかけに、その裏切りと家族への責任を丸ごと引き受けた女性。 ゲイブリエルがヴェネシアに邪険に扱われながらも、その家族の力になって、彼女を助けてくれたので、良かったと思わずにはいられなかった。 家族の存在が良くも悪くも、物語に大きな影響を与えていたと思う。 読む本のないときは、アマンダ・クイック(ジェイン・アン・クレンツ)を読むに限るな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.20 09:50:53
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